おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
パソコンやスマートフォンを使用しているときの、目線を下げた姿勢。1日のうち、ほとんどの時間をこの姿勢で過ごす方も多いのではないでしょうか。
そして、気づいたときには、首のうしろが張ってしまってゴリッゴリ。ひどいときは、痛みもともなったりして、「余計に目線を上げにくくなってしまった!」なんてことにも…。
首のはりやこりは様々な不調の原因に…!
そもそも、目線を下げているときというのは、首のうしろの筋肉が伸張されて(伸ばされて)いて、緊張状態が続いています。さらにそこに5kgほどある頭を支える働きも加わっているため、非常に大きな負担がかかっています。
また、首のまわりは頭部や肩、背中など、体の広い範囲とのつながりがあるため、張ったり、こったりすると、頭痛、肩こり、背中のこりをはじめとするさまざまな不調の原因になることもあるでしょう。
では、ツラい首をほぐすには、どうしたら?ストレッチローラーが自宅にある方は、次の方法を試してみてはいかがでしょうか。
基本は乗せるだけ! ストレッチローラーを使って、首のうしろをほぐす方法
ストレッチローラーを使って、首のうしろをほぐす方法はこちら。
基本のほぐし方
1)仰向けになり、首の下にストレッチローラーを置く
※ 体の力を抜いて、ゆったりとした呼吸を5回ほど繰り返します。あごを上げたり、引いたりしてみて、張っている・こっているところに心地よい圧をかけましょう。
2)顔を右側・左側に向ける
※ 首の両サイドも、同様にほぐしていきましょう。それぞれ5呼吸を目安に、顔を右・左に向けてキープします。
ストレッチローラーに首を乗せているだけですが、ジワーッと緊張がほぐれてきて、心地よさを感じられるでしょう。
番外編
首はちょっとした動きでも痛めやすいパーツ。いきなり強い力を加えたり、無理な動きをしたりするのは危険なので、首をほぐすときは注意が必要です。
もし、ストレッチローラーを転がして使用したい場合は、ひざを立てた仰向けの姿勢になり、お尻をほんの少しだけ床から持ち上げて、体を前後に動かすようにしてみてください。
ただし、動きは小さく、体重をかけすぎないように。それと、長い時間使用を続けないようにすること。
長時間、目線が下がった姿勢をしていると、体に負担がかかるばかりではありません。視野が狭まることや、背中が丸まって、呼吸が浅くなることで、気持ちの面でも沈みやすくなってしまいます。
心当たりがある方は、首の張り・こり対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!