おはようございます。脳腸セラピストの桜華純子です。
今回のテーマは「秋」と「心」の関係性と養生ケア。
季節と感情、身体の関係を知ってケアをすることで、心穏やかな、心地良い毎日を送りましょう。
秋に悲しくなるのはなぜ?
古代中学の思想である「五行説」。
これは、万物のもとになる元素(木・火・土・金・水)を表していて、季節、色、味、感情、臓腑など、あらゆるものがこの五行の中に当てはまり、人間も自然界もバランスを保っているという考え方になります。
その中の感情の部分で、秋は『悲しみ』と関わりがあると言われています。
五行と季節・感情の関係
- 木→ 春 『怒』
- 火→ 夏 『喜』
- 土→ 土用 『悩』
- 金→ 秋 『悲』
- 水→ 冬 『恐』
特別な出来事があったわけでもないのに、なんとなく悲しかったり気分が沈みがちになることがあるなら、季節の影響も考えられます。
季節と感情の関わりを知ることで、その感情に振り回されることを防ぎやすくなります。また、季節に応じて心身のケアを心がければ、楽な気持ちで日々を送ることができるようになりますよ。
心穏やかに過ごす。秋のおすすめ養生ケア3つ
【1】「潤い」を意識する
秋に最も意識したいワードは「乾燥」です。
空気の乾燥が気になる季節ですが、五行の考えでも、秋は呼吸器系に負担がかかりやすく、また、外界と接触している皮膚などにも影響があると言われています。
呼吸器系の不調は身体の防衛機能や免疫機能にも関わるため、この季節は次のようなアクションを行い、「潤いのある生活」を意識しましょう。
- 適度に水を飲む
涼しくなり喉の渇きが夏ほど気にならない季節ですが、水分が不足することを防ぐためにも、適度に常温の水やハーブティなどを飲むようにしましょう。
- 湯舟につかる
湯舟につかることで身体が温まるだけでなく、湯舟につかりながらゆったりと呼吸を続けることで、呼吸器系の乾燥を防いでくれます。
- 睡眠時は首にタオルなどを巻く
睡眠時、首にタオルを巻くことで喉の乾燥を防げます。優しい肌触りのガーゼタオルなどを使用して寝心地の良い環境を作ってくださいね。
【2】「白い食材」を取り入れる
中医学で潤いをサポートする食材は白いものになります。
大根、カブ、百合根、れんこん、梨、白キクラゲ、白ゴマなどを少量でも取り入れた食事を心がけてください。
※白い食材と言っても、白砂糖や小麦製品の食べ過ぎは腸内環境を悪化させて美肌の天敵となります。できるだけお控えください
【3】毎朝の経絡ヨガで心も身体もすっきり
(画像はイメージです)
経絡とは、臓腑から全身に流れているエネルギー(氣)の通り道です。
秋に関係する経絡は「肺・大腸の経絡」。この経路を整えるポーズを行うことで、呼吸がしやすくなり、肩甲骨もほぐれてスッキリします。
また、体内の氣のめぐりを良くすることで、免疫力を上げる作用があります。
秋の経路ヨガ
1) 足を肩幅に開き、両手を後ろで組んで息を吸います。
※肩の力は抜いてリラックスしてください
2) ゆっくりと息を吐きながら10秒かけて上半身を前に倒し、両腕を真上に伸ばします。
※左右の肩甲骨を寄せるように行います
3) 息を吸いながら5秒かけて上半身を起こします。
以上を3回繰り返してください。
※血圧が高い方は頭の位置が下がりすぎないように注意して行ってください。
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以上のケアを、日々できることから始めて、快適な秋をお過ごしください。
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次回のは『美の秘訣は毛細血管ケア!今日からスタートできるめぐりケア』についてお伝えします。どうぞおたのしみに!