こんにちは、ライフスタイルショップ「スタイルストア」バイヤーの畠田です。
あたたかい料理が美味しい季節ですね。今回はそんな季節におすすめの「せいろ」をご紹介します。
なんだか扱いが難しそうで、料理上級者向けっぽい…そんなイメージを持たれがちなせいろですが、「かごや/本竹中華せいろ」はむしろ日々の料理を楽ちんにしてくれるアイテムです。
煮るより早く、焼くより手軽
私がせいろを使うのは「料理が面倒だけど、身体に優しいものを食べたい日」。
疲れて帰宅した日は料理をするのも億劫ですが、外食やインスタント食品・お惣菜ではなんとなく罪悪感がある…そんなときは、せいろで作る蒸し野菜を食べるとお腹も心も満たされます。
せいろで作る蒸し野菜の魅力は「野菜を切って詰めて放置するだけで、すぐ完成する」という、ほったらかし調理ができる手軽さです。
炒め物は火に付きっきりじゃないといけない、煮物は時間がかかる。一方、せいろは火にかけたらあとは置くだけで料理が完成します。
ほったらかしOKだから、時間を有効活用できる
ほとんどの野菜は10~15分で火が通るので、その間に洗い物をしたり部屋を片付けたりと他のことができます。焼き物や炒め物は加熱しすぎると焦げてしまいますが、「蒸しすぎ」て失敗することはほぼないので、調理中も気持ちが楽です。
二段あれば一度の加熱で2品作れるので、一段で蒸し野菜を作り、もう一段は前日の残りのお米を温めたり、豆腐を器に入れて温奴にしたり。
ふっくらご飯と、ほかほかのおかずがあると、それだけで満足感の高い食卓になります。
疲れた体に染み渡る…野菜が格段に美味しくなる2つの理由
せいろというと、しゅうまいや肉まんなど飲茶のイメージが強いですが、一番手軽に魅力を実感できるのが「蒸し野菜」だと思います。
野菜そのものの美味しさが驚くほど濃縮されて、甘い!疲れて帰ってきた日には、この優しい美味しさが沁みます。
ポン酢や塩だけでも絶品なんですよね。特にサツマイモやカボチャは、電子レンジで加熱した時とは全く別物に仕上がります。
蒸気で温めるから、食材がふっくらホクホク
電子レンジとせいろ、同じ「加熱」でも、なぜ美味しさに違いが出るのか。
理由のひとつは温め方の原理にあります。レンジはマイクロ波加熱で食材の中の水分を温めますが、せいろは蒸気で水分を与えながら食材全体を温めるので、ホクホクに仕上がります。温まった後の冷め方もゆっくりです。
ゆっくり温めて、甘みを引き出す
もうひとつは、温まるスピードの違いにあります。そもそもサツマイモやカボチャが甘いのは、素材に含まれるβ-アミラーゼという消化酵素が加熱されることで、甘み成分を作り出すため。
このβ-アミラーゼがよく働いてくれる温度が55〜65℃くらいなのですが、電子レンジは加熱効率がいいためこの温度帯をすぐに通り過ぎてしまうらしいんですね。
一方、せいろで蒸すと温度上昇がゆるやか。55℃~65℃に保たれる時間が長いので、しっかりと甘くなるんだそうです。
蒸し料理は、美味しいだけでなく食材の栄養がしっかり摂れるのも嬉しいポイント。今が旬の、カブ、レンコン、人参、きのこ…蒸すだけで絶品になりますよ。
せいろの竹のいい香りと共に、ぜひ秋の味覚を楽しんでいただきたいなと思います。
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