秋になると髪がパサついて切れ毛が増えたり、スタイリングしてもうまく決まらないと感じることはありませんか?
夏の強い紫外線やエアコンによる乾燥などでダメージをうけた髪は、秋になると様々なトラブルが表面化しがち。そのままにしておくとダメージが進むため、早めにケアして健康な髪を取り戻したいですよね。
今日は美容師の森本英梨さんが教えてくれた、髪を乾燥のダメージから回復させ、つややかな美髪を育てるセルフヘアケア術を3つご紹介します。
【1】トリートメント剤は髪質に合ったものをつかう
傷んだ髪のケアといえば、まず浮かぶのがトリートメントでの保湿ケア。サラサラやしっとりなど、仕上がり状態で選びがちですが、髪の量や質、太さにあったトリートメント剤を選ぶことで、まとまりのある理想的な髪になるそうです。
- 【細くて柔らかい髪質】
油分が少なく、水分が多いインバストリートメントがおすすめ。洗い流さないトリートメントを使う場合は、ミスト・スプレータイプをチョイスして。オイルは軽めのタイプのものを使うと、さらっと軽い仕上がりに♪
- 【太くて硬い髪質】
油分が多い重めのインバストリートメントを使用するのが◎その後、アウトバスでヘアミルクをプラスすると、髪がやわらかくなり、まとまりのあるつややかできれいなスタイルに。
- 【量が多く、ボリュームがある髪質】
水分が多いモイスチャートリートメントがおすすめ。入浴後にホホバオイルやアルガンオイルなど、浸透性の良い植物性オイルで膨らみを抑えると◎
- 【量が少なく、ボリュームが出ない髪質】
軽めのトリートメントを少量、毛先のみに付けることでぺたんこ髪の対策にも。アウトバスに軽めのミストやボリュームアップスプレーを付けて乾かすと、ハリとコシが出てボリュームをキープ♪
(参考:トリートメントはどれがいいの?量・質・太さ…髪質別「ヘアケア剤」の選び方)
【2】ヘアケア製品は仕上がりのイメージに合わせて
アレンジやセットした髪をキープしてくれるヘアスタイリング剤ですが、ヘアケア用のスタイリング剤には、乾燥してパサついた髪をしっとりさせたり、傷みを補修してダメージから髪を保護する効果も。
オイルやクリーム、ミルクといろいろな種類がありますが、使いわけることで、なりたいイメージに合わせた仕上がりになるそうですよ。
- 【ヘアオイル】
髪に馴染みやすく高い保湿力が特徴。紫外線をブロックする効果もあり、熱にも強い保湿剤。
- 【ヘアクリーム】
主な働きはパサつきや広がりを抑えたり、枝毛を修復すること。軽くてサラッとした使い心地。
- 【ヘアミルク】
毛髪柔軟成分が入っているものが多く、広がりやすい髪や、硬い髪質の方におすすめ。パサつきを抑えると同時に、しなやかでまとまりやすい髪に。
ヘアクリームやヘアミルクにはセット力がある製品もあり、保湿しながらスタイリングもできるので、アイロンで巻いた髪にもピッタリですよ♪
(参考:オイル、ミルク…自分に合うのはどれ?「ヘアケア製品」の特徴まとめ)
【3】ひと手間プラスでサロンの仕上がりに
髪がパサついて傷みが気になったら、週に1回おうちで簡単にできるヘアケアをすれば、サロンで仕上げたような質感に。定期的にいたわることで美髪をキープできますよ♪
- 【コーミング】
シャンプー後にトリートメントを髪につけて、髪全体を櫛でとかすことで、髪全体にまんべんなくトリートメントが浸透。バラバラになったキューティクルが整います。
- 【タッピング】
髪にトリートメント剤をつけたら、指や指の腹でトントントンと軽く叩いて浸透させます。キューティクルを整える効果も◎
- 【ホットタオル or シャワーキャップ】
タッピングしたら、レンジで温めたホットタオルかシャワーキャップをかぶり、数分時間をおきます。蒸気で蒸されたり、頭皮の血行が良くなって栄養が行き渡りやすくなるため、湯舟に浸かって時間をおけば尚よし!
(参考:パサパサ髪を解消!おうちで簡単「冬のヘアケア」3ステップ)
乾燥やダメージから髪を回復させる、ヘアケアの方法を3つご紹介しました。
できることから、いつものお手入れにぜひプラスしてみてくださいね。