朝晩が冷え込むこの季節、ぬくぬくと暖かい布団はまさに天国。でも、寝すぎはかえってだるさや疲れが取れない原因になります。ベストな睡眠時間は?ぐっすり眠るためのコツは?といった睡眠の基本を、睡眠のエキスパート、内海裕子教えていただきました。
いい眠りとは?
同じ眠りなら、より良い眠りにしたいと思うのは自然なこと。でも、「良い眠り」とはどのような状況でしょう?
いわゆる「グッド・スリーパー」とは、一度眠ったら朝まで目覚めない人のこと。途中で目覚めても、目覚めたことを忘れてしまうくらいすぐに入眠できる人も含まれます。
「プア・スリーパー」とは、寝つきが悪く、眠っても途中で目覚めてしまうような人のこと。(いわゆる不眠型)あなたはどちらですか?
ベストな睡眠時間は8時間?
一般的に最適な睡眠時間は6~8時間と言われていますが、「8時間寝ないと…」というような強迫観念にとらわれてしまっては、心身ともに休むことが難しくなります。
本当に大事なのは「時間」ではなく、ぐっすり眠った感覚(熟眠感)があること。さらに日中冴えた状態で過ごすことができていれば、質の良い睡眠がとれている証拠です。
夕食と睡眠の密接な関係。夜食のおすすめは?
仕事をしていると、夜遅くに夕食を済ませることも多いですが、美容やダイエットと同じく、寝る直前の食事はあまりおすすめしません。理想は眠りにつく時に胃の中は夕食の消化がすっかり終わっていること。一般的に食事の後、体温は上昇しカラダが眠るモードに入りづらくなってしまうのです。
どうしてもお腹がすいてしまう時はお粥やお豆腐など消化の良い食品を摂りましょう。
お部屋のライトの色をチェック!夜に適した照明とは?
ぐっすり眠った気がしない…という方、それは照明が原因かも?蛍光灯などの青白い光は、人のカラダを覚醒させやすい色なので、寝室のライトはリラックス効果もある暖色系に変えるとGOOD。
さらに、「光の強さ」も睡眠の質に影響を与えるのでできる限り、ベッドに入ったら直接光源が目に入らないように、ダウンライトやスタンドなどにして調整しましょう。環境を整えることが睡眠の基本です。
睡眠は「夜」だけじゃない!朝ごはんの極意
ここまで夜にスポットを当ててきましたが、眠りには「目覚め」の質も大切!朝ごはんがその目覚めのカギです。
朝食を摂ることで、体のリズムがきちんと24時間を刻みます。栄養バランスのいい朝ごはんで、一日元気に過ごしましょう☆