今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、日曜日の絵本。
野原で草花と遊ぶ幸福な時間が絵本のなかに流れています。月刊誌「かがくのとも」の9月号は、原っぱや公園などで見られる、シロツメクサとアカツメクサを紹介。花飾りの作りかたや花や草の特徴を伝える、美しく楽しい一冊です。
クローバーとシロツメクサ。どちらの名前で呼びますか? 私は、幸福のしるしの葉っぱを探すときは、四つ葉のクローバー。小さな愛らしい花を思い浮かべるときは、シロツメクサの花。何の気なしになんですけど。
シロツメクサ・アカツメクサの咲く野原へと連れていってくれる絵本です。シロツメクサの花の編みかたもよくわかります。二つの花のつけねを重ねて茎で結んで、三つ目の花を重ねて……。花冠も首飾りも腕飾りもとても素敵。でも、なんだか、お花一輪だけの指輪をいちばんつけてみたい。
花をゆらす風や草の匂い、お日さまの温かさ。版画家の安井寿麿子さんのやわらかい絵に、そのすべてが包まれているようです。草花が咲く野原への憧れが募ります。
『しろつめくさ あかつめくさ かがくのとも 2017年9月号』
文:澤口たまみ/絵:安井寿麿子
出版社:福音館書店
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イマジネーションが広がる日曜日。
一冊の素敵な絵本と出会ったら、いつもと少しだけ違う月曜日が始まります。
楽しいにちようびを。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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