英国の夏の間は日が長く、大げさな表現かも知れませんが
「人生を得した気分」になります。
夏の間は、野外でのイベントが目白押しになり
人々はピクニックハンパーやピクニック用のマット、そして、チェアーを持って
野外オペラやコンサート、ホースレース、レガッタなどの観戦に出掛けます。
今年は自転車レースの最高峰、「ツールドフランス」が数年ぶりにロンドンで
開催されたこともあり、華やかな七月を迎えています。
曇り空だった週末の朝。
この日はヘンリーオンテムズ(テムズ川沿いにある町)へ
ロイヤルレガッタの観戦に出掛けました。
競技は朝から夕方6時過ぎまで続くのですが
競技を観戦するだけではなく、社交の場としても知られているので
終日、華やかに彩られます。
昔は、貴族の愉しみだったピクニックも
産業革命後は庶民の間へと広がり
現在は、一般的な娯楽のひとつになっています。
レガッタ観戦は、ドレスアップをして行く場所としても
知られていますが、そんな華やいだ装いでもピクニック。
これは英国ならではの夏の風景のひとつです。