おはようございます。朝時間アンバサダーの美帆子です。
先日、会社で部署異動があり、毎日あわただしく過ごしています。環境が変わると、それだけで身体も心も少し疲れてしまうもの。
そんなときこそ、出社前にお気に入りのカフェでぼーっとしてみたり、ちょっと手の込んだ朝ごはんを作ってみたり。
いつも以上に、朝時間で自分の機嫌を整えるようにしています。心地よい朝を過ごすと、その日がまるごと心地よくなる。そんなことを、改めて実感しています。
さて、今回ご紹介するのは、神楽坂にある「AKHA AMA COFFEE KAGURAZAKA」です。

食べログ カフェ EAST 百名店 2025 にも選出されている、「AKHA AMA COFFEE KAGURAZAKA」。オープンから5年。変わらぬ人気ぶりで、訪れるたびに活気を感じます。タイミングによっては、店先に列ができていることも。

休日の朝はあっという間に満席に
お店のオープン時間は8:00。年中無休で19:00まで営業しています。私が訪れたのは日曜日の朝8:30。すでに席は半分ほど埋まっていて、9:00には満席に。


この日は、冷たい雨が降りしきる肌寒い朝でしたが、それでも店内は賑やか。お天気の良い日には、さらに早い時間から満席になってしまうかもしれません。ゆっくり朝時間を過ごしたい方は、オープン直後の来店がおすすめです。

入店したら、まずはレジでお会計を済ませます。混雑時は1時間制、おひとり様1ドリンクずつの注文が必要とのこと。

まずはドリンクから選んでいきます。メニューに目を落とすと、魅力的なものばかりで思わず悩んでしまいそうに…

今回のお目当ては、ラテ。シンプルなカフェラテもありますが、シナモンメープルラテ、カルダモンメープルラテ、そしてトッティフルーツラテなど、気になる名前のラテがいくつも並んでいます。
店員さんに、これらのラテってどう違いがあるんですか?とお尋ねしたら、その違いを丁寧に、分かりやすく教えてくれました。中でも、「ワインのような芳醇さが楽しめるんですよ」と教えてくれた、トッティフルーツラテ(¥780)をいただいてみることに。
フードメニューは、こちら。

ハム&チーズサンドイッチか、かぼちゃのキッシュの2択で悩んだ結果、今回はかぼちゃのキッシュ(680円)をいただいてみることに。
お会計を済ませたあと、店員さんから「当店のご利用は初めてですか?」と声をかけられました。実は2回目なのですが、前回は数年前の短い滞在だったため、ゆったりと過ごすのは今回が初めて。そういう意味で「はい、初めてです」と答えると、お店の説明とともにリーフレットを手渡してくださいました。こういう心配りが、なんだか嬉しい。

リーフレットには、素敵な写真とともに、「AKHA AMA COFFEE」への深い愛情がつづられていました。
タイの小さな村で生まれたコーヒーブランド
タイ北部、約300人が暮らすアカ族の村で生まれたコーヒーブランド、「AKHA AMA COFFEE」。「AKHA AMA」 とは、「アカ族のお母さん」という意味なのだそう。創業者のリーさんのお母さんの育てた無農薬コーヒー豆を使い、15年前に小さなカフェを開いたことから始まりました。
ブランドロゴのモデルは、リーさんのお母さんであるミラーさん。

現在はチェンマイに3店舗を構え、日本では今回訪れた神楽坂店のほか、早稲田に焙煎所もオープンしています。

効率よりも大切なことは、環境を守ること
お食事を待つ間、レジ前に並ぶコーヒー豆を眺めながら過ごしました。

アカ族の村で、完全無農薬・森林農法によって栽培されたコーヒー豆。
森林農法とは、コーヒーの木をフルーツやナッツなどの木々と一緒に植えることで、森の生態系を守る栽培方法のこと。
効率よりも、持続可能な暮らしと環境を優先しているのです。
ドリップパックセットも販売されていました。手土産や、コーヒー好きな方へのギフトにもぴったり。


しばらくして、お食事が運ばれてきました。
芳醇なトッティフルーツラテと、食べ応え満点のかぼちゃのキッシュ

トッティフルーツラテは、中煎り豆ならではのまろやかなコクと、果実を思わせるふくよかな香り。ひと口ごとにやさしい甘みがふわっと広がり、心まで温まっていきます。

そして、かぼちゃのキッシュ。

想像以上に具材がたっぷり!横から見ると、こんなにもたくさん。

ほくほくと甘いかぼちゃに、なめらかなクリームチーズ。ベーコンやブロッコリーもごろっと入っていて、見た目以上に食べ応えがありました。かぼちゃのキッシュは、姉妹店の「地球を旅するCAFE」で手づくりしているものなのだそうです。
何度も訪れたくなる。あたたかい空気が流れる空間
レジ近くのカウンター席に座っていたので、店員さんとお客様のやりとりがちらっと耳に入ってきました。店員さんと顔なじみの常連さんが多いようで、どの会話にもあたたかな空気が流れています。たしかに、こんなにもコーヒーが美味しくて居心地の良い場所を知ってしまったら、何度でも通いたくなりますよね。
そんなことを思いながら、お食事をゆっくりと味わいました。

今、目の前にあるこの一杯。
このコーヒーがここに届くまでの間に、アカ族の村で丁寧に豆を育ててくれている人たちがいる。その方々の笑顔や、森の息づかいを想像しながら、ありがたく一口一口を味わいました。ここに来てよかったなぁ、幸せを噛みしめた朝でした。神楽坂を訪れた際はぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
今日も素敵な1日になりますように。
AKHA AMA COFFEE KAGURAZAKA
住所:東京都新宿区赤城元町1-25
定休日:なし
営業時間:8:00~19:00
公式サイト:https://akhaama.jp/
Instagram:@akhaamacoffee.japan
最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。
◆執筆者Instagram:@miho333
★本連載は隔週金曜日でお届けします。

