夏目漱石先生は朝日新聞の記者でしたが、私は産經新聞を読んでいます。
先日も紹介した12面のオピニオンのコーナーはやはり面白いです。
100歳となられた奥野誠亮氏のオピニオンが載っていました。
肩書きも“保守政治家の最長老”とあり迫力を感じます。
しかし、肩書きなくしても、100歳の長寿者の言葉だと思うと、
それだけで若い人たちに対する力強いメッセージが込められていると感じます。
100歳生きるというのは強い意志なくしては難しいと私は想像するからです。
先日、産經抄のコーナーでは編集部が、
キャサリン妃のロイヤルベビー誕生のニュースを取り上げ、
“皇室が守られている国としての誇り”について述べていましたが、
この記事も日本のお国柄を改めておさらいし、
日本人としての誇りを持って生きるよう投げかけています。
私たちが古都である平城京跡、奈良を楽しめるのも、奥野氏のおかげなのかと思うと
政治家という職業はさまざまな側面があるけれども、
有識者というのはアンチテーゼにとらわれることなく、
正しい信念を成し遂げるのだなぁと感深く感じられました。
今は小さな画家となった祖父を思い出し会いたくなりました。