朝を楽しむ「朝時間アンバサダー」のみなさんに、朝時間にまつわるお話を届けていただく連載です!
おはようございます。朝時間アンバサダーの春野あゆみ(@haruno.ayumi)です。
ありがたいことに3期連続でアンバサダーとしてこちらのリレーコラムを担当させていただいております。
皆さんの朝が少しでも充実したものになればと、今回は「今より自分を好きになる朝時間の過ごし方」をテーマにお届けさせていただきます。
「15分だけ早起きする」でOK!新習慣の始め方
皆さんは普段、何時頃に起きていらっしゃいますか?もし今より15分早く起きられたら、何をしたいでしょうか?
朝は眠いし少しでも長く寝たい。目が覚めるとベッドの中でスマホを片手にネットニュースやSNSをチェック。15分くらいはあっという間に過ぎてしまうという方も多いのではないかと思います。
でもそのたった15分で自分をもっと好きになれるとしたら。「本当はこんな毎日を送りたいな」と思い描いている理想の自分に近づけるとしたら。たったの15分の早起きであなたの朝が、そして1日が変わるかもしれません。
数年前の私は、朝が苦手でギリギリまで寝てから慌てて飛び起き、イライラしながら子どもたちを怖い顔で早く早くと追い立てる。そんな毎日を過ごしていました。
頑張って早起きをしても、するべきことであっという間に時間が過ぎ、かえって朝から疲れてしまう。そんなこともしょっちゅうでした。
そんな私が取り入れてみたのが『15分だけ早く起きて、自分がしたいことを朝のうちにする』という方法でした。
朝はまず起きるとすぐに家中の窓を開けて、部屋に新鮮な風を通すのを習慣にしています。これは雨の日でも冬場でも同じです。
簡単に身だしなみを整えてから、お気に入りのカップにコーヒーを入れてゆっくり飲みます。コーヒーを飲みながら手帳に書いた今年したいことリストを眺めたり今週の予定を確認したり。
したいことリストを時々見ることで「そういえばこれやってみたいんだった!」と思い出すことも多いです。それをきっかけに今年は着付けも習い始めました。
また、今日の予定だけでなく少し先まで予定を確認するのを習慣にすると「週末は忙しくなりそうだから、食材は週半ばにネットスーパーで頼んでおこう」などと調整ができます。
朝だからこそ、落ち着いてスケジュールの調整ができ、気持ちと時間のゆとりにつながっています。
早起きした日の朝の楽しみ方
早起きした分の過ごし方は、他にも日によって色々。
読みたかった本を読むこともあれば、すっきりとした暮らしを維持するために引き出しの整理がてら不用品の処分をすることも。これはタイマーをセットしてゲーム感覚で行います。
定期的に家族が集まるリビングに花を飾るようにしているので、6歳の娘と一緒に水替えをしたり花の名前を本で調べたりするのも心安らぐひと時です。
お茶を入れて、日本の四季を感じられる大好きな和菓子を家族が起きる前にゆっくりと味わう、そんな日もあります。
どれも本当にささやかなことばかり。けれど、どれもしたいと思いながら家事や仕事やありとあらゆるするべきことを優先し、ずっと後回しにしてきたことでした。
「朝の15分」の積み重ねがもたらす自信の変化
結婚以前の私は、朝ギリギリまで寝ていて慌てて飛び起き、メイクも服も適当。
なかなか変わらない赤信号にじりじりしながら駅まで全力疾走。階段を駆け上って目の前で発車ベルが鳴り電車のドアが閉まる。
朝からとにかくバタバタして気持ちも落ち着かず、仕事にも集中できないから帰宅が遅くなる。帰宅が遅くなるから疲れも取れずまた朝起きるのが辛くなる。そんな毎日を繰り返していました。
適当に選んだ服に身を包み、疲れ切った表情の自分が鏡に映る度に「こんなはずじゃない。本当はもっとあんな自分になりたいのに。」と、理想を比較しては自己嫌悪に陥ることもしょっちゅうでした。
そんな私が変わるきっかけになったのが「朝の15分」だったのです。
自分のためにゆっくりコーヒーを入れる、いつもよりちょっと丁寧にメイクをしてみる、帰ってきてすぐ寛げるように部屋を片付けておく。
他の誰でもなく、自分のためだけの朝時間。その小さな積み重ねが私に少しずつ自信を持たせてくれたのです。
それから結婚や出産を経てライフステージが変わり、2人の子どもたちを育てる今、もちろん穏やかな日ばかりではありません。
早起きが辛い時期も朝からイライラしてはそんな自分にがっかり、という時期もあります。
けれど以前のように上手くいかない日が続くということはぐんと減りました。
***
朝時間や早起きというとハードルが高く感じる方もいらっしゃると思います。
朝4時や5時に起きて充実した毎日を送っている方を見ると「憧れるけど私には無理だなあ」と思う方も多いかもしれません。私もずっとそうでした。
でも早く起きるのはいつもよりほんの5分でも10分でも良いのです。
私を変えてくれた朝の15分のように、自分のためだけの朝時間が「本当はこんな自分になりたい」というあなたの理想に近づくきっかけになればと願っています。
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・8年越しの達成感!いつかやりたいを叶える「休日早起き」のススメ
【プロフィール】春野あゆみさん/テーブルスタイル茶道椿の会 認定講師/全国のママ達とつくる子連れ旅メディア『とりっぷぷらす』代表
関西在住、5歳・10歳の子ども達と料理が趣味の夫の4人家族です。講師業をしながら、Instagramでは“子育ての合間に楽しみたいママの大人時間”を発信。子連れ旅に特化したメディア『とりっぷぷらす』の運営もしています。和菓子と旅・読書が大好きで、京都には毎月通うほど。モットーは「いつか完璧に、より今日から1つ」。日本の四季の移り変わりに幸せを感じられるような、季節感のある暮らしを心掛けています。
■Instagram:@haruno.ayumi
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