朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『97歳 料理家 タミ先生の台所おさらい帖』。
料理塾で家庭料理を教えてきたタミ先生が、長年にわたって使い続けてきた台所道具を紹介。『いのち愛しむ、人生キッチン』『みらいおにぎり』に続く、台所術と暮らしの知恵が詰まった一冊をぜひどうぞ。
『97歳 料理家 タミ先生の台所おさらい帖』
著者:桧山タミ
出版社:文藝春秋
愛用の台所道具は「わたしを育んでくれたもの」。料理研究家の江上トミ先生からいただいた銅のソテーパンは、著者の人生のお守りとなりました。
玉子焼き器は使い続けて70年、昭和のオーブンは今も現役です。戦後すぐに福岡の市場で手に入れた竹ざるも、修繕しながらずっと使い続けてきたそうです。
本書では、94歳のときに料理塾にひと区切りをつけたタミ先生が、愛用の台所道具を懐かしい思い出とともに振り返ります。ル・クルーゼ社の鍋「コケル」も著者の料理人生に欠かせない大切な道具のひとつです。何十年たっても色あせることのないブルーの美しさが印象的です。コケルで作る絶品チキンカレーのレシピも紹介されています。
なかでも四角い土鍋で作る「朝鍋」がとても美味しそう。おいしくて栄養いっぱい、しかも手間がかからない料理は朝食にぴったりですよね。「朝食は鍋が一番いいんじゃないかしら」タミ先生のこんなひと言にも暮らしを楽しむアイデアがあふれています。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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