クリスマスの花がお正月アレンジに大変身!ホリデーシーズンの花の飾り方

 

部屋にいつも花がある暮らし。前回の記事 素敵に飾って長く楽しむには?「花のある暮らし」のはじめ方 では、花のお手入れや飾り方の基本、花屋さんで花を買うときのアドバイスなど、ビギナーさんも気軽に花のある暮らしを始めるためのポイントをたっぷりご紹介しました。

第2弾となる今回は、まもなく迎えるホリデーシーズンに向けた花の選び方や飾り方、長持ちさせるコツを特集。花のプロに教えていただいた、クリスマスに飾った花をお正月向けアレンジに変身させる簡単アイデアは必見ですよ!

花:バラ、ピンポンマム、ユーカリ、コニファー・ブル―アイス

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花のプロに聞く!ホリデーシーズンに「花のある暮らし」を始めるヒント

まずは、心躍るイベント満載のホリデーシーズンにおすすめの花や、素敵に見せる簡単おしゃれな飾り方のアイデアを、『花と器の素敵な合わせ方』(誠⽂堂新光社)の著者でもあるフラワーシーンプロデューサーの小川典子さんに教えていただきました。

クリスマスにおすすめのアレンジは?

花:ユーカリ、ヒムロ杉、コニファー・ブル―アイス、コニファー・ブル―バード、バラ、ピンポンマム、松ぼっくり、姫りんご

「まずは、テーマカラーを決めましょう。クリスマスらしいエバーグリーン(常緑樹)をベースに、クリスマスカラーである赤、白、ゴールド、シルバーからチョイスすると、もうそれだけでクリスマスっぽくなります。

今回は、うっすらと粉雪を帯びた冬の森のクリスマスのような清らかな雰囲気に、赤とゴールドをアクセントにして、かわいらしさをプラスしました。キャンドルを添えれば、クリスマスムードがいっそう高まって、お部屋に素敵なクリスマスコーナーが出来上がります。色をごちゃごちゃ混ぜない方がおしゃれにまとめやすいですよ!」

花:ユーカリ、ヒムロ杉、コニファー・ブル―アイス、コニファー・ブル―バード、バラ、ピンポンマム、松ぼっくり、姫りんご

「こちらのアレンジで使ったのは、4種類のグリーン(ユーカリ、ヒムロ杉、コニファー・ブル―アイス、コニファー・ブル―バード)と、バラ、ピンポンマム、松ぼっくり、姫りんご。どれも花屋さんで手に入れやすいものです」

花:ユーカリ、ヒムロ杉、コニファー・ブル―アイス、コニファー・ブル―バード

「アレンジの作り方を簡単にご紹介すると、まず、グリーンはそれぞれ水に浸かる部分の下葉を必ずカットします。取り除いた葉も、残しておくと後で花器のまわりを飾るなど活用できます」

花:ユーカリ、ヒムロ杉、コニファー・ブル―アイス、コニファー・ブル―バード、バラ、ピンポンマム、松ぼっくり、姫りんご

「バラ、ピンポンマムも水に浸かる部分の下葉を必ずカット。バラ、ピンポンマムは合わせて3輪くらいがちょうどまとまりやすいでしょう。グリーンよりも短めに、また横並びにならないよう少し高低差をつけながら飾るのがポイントです。

最後にワイヤーや竹串を使って松ぼっくりと姫リンゴをグリーンの中に埋めるように飾れば、クリスマスアレンジの完成です

クリスマスの花がお正月用のアレンジに大変身!

花:ヒムロ杉、コニファー・ブル―バード、ピンポンマム、松ぼっくり、若松、千両

「クリスマスのアレンジを楽しんだら、少し花材を入れ替えてお正月のアレンジに変身させてみましょう。お正月の花は年末28日頃までに飾るのが慣わしです。

花器は同じものを使うので、花材を一度取り出しからキレイに洗って新しい水に入れ換えます。クリスマスが過ぎて元気がなくなったバラ、クリスマスっぽいアイテムのコニファー・ブル―アイスとユーカリ、姫リンゴは取り除きます。

残したのはヒムロ杉、コニファー・ブルーバード、ピンポンマム、松ぼっくり。そこに、お正月に欠かせない若松と千両を追加します」

花:ヒムロ杉、コニファー・ブル―バード、ピンポンマム、松ぼっくり、若松、千両

「若松は枝の途中でカットして2~3枝に分解したら、後ろ側に立ててアレンジの背景にします。水に浸かる部分の葉は取り除きましょう。千両の枝も同様に小分けにし、水に浸かる部分の葉は取り除いておきます」

花:ヒムロ杉、コニファー・ブル―バード、ピンポンマム、松ぼっくり、若松、千両

「千両を手前にふわっとあしらえば、お正月のアレンジに大変身です!小物として100円ショップでも手に入る水引を飾り、白木のお盆などにしつらえれば、お正月らしい凛とした雰囲気になりますよ」

花:ヒムロ杉、コニファー・ブル―バード、ピンポンマム、若松、千両

「切り落とした松や千両の小枝は、升に小さくあしらうのもおすすめ。おせち料理を並べたテーブルの間に飾ると素敵ですね」

まとめ:イベントに合わせてアレンジを変身させるポイントは?

「花とグリーンをあわせて飾った場合、花だけが先に咲き終えてしまい、グリーンはまだまだ元気!というケースがよくあります。そんなときは、グリーンを少しずつ切り戻ししつつ、花だけ新しいものにチェンジしていくとよいでしょう(経済的でもありますね!)

また、花屋さんで『グリーンの●●はまだ元気なので、それにあわせるお花を探しています』とお伝えいただければ、その季節にぴったりの花をおすすめしてくれると思います。グリーンを繋ぎながら、いつも傍らに花のある暮らしを楽しんでくださいね」

クリスマスやお正月などにおすすめの花情報は、小川さん監修のこちらのサイトもご参照ください。

はじめて花屋「#花のあるズボラなくらし 冬篇」へ >>

編集部スタッフが実践しているホリデーシーズンの花のある暮らしは?

花のある暮らしを実践している編集部スタッフにも、ホリデーシーズンの花の楽しみ方を聞いてみました。

毎年、いつも行く花屋さんで相談しているというスタッフSは、「ポインセチアのような定番を選ぶよりは、赤×白、赤×グリーンなどクリスマスっぽい色から選ぶようにしています。このときは赤のガーベラと白のデルフェニウムに、オリーブのグリーンを合わせました」

クリスマスに自分の誕生日が近いというスタッフEは、「自分へのお祝いに好きなバラを飾っています。夏場はしおれやすい大ぶりのバラも、寒い季節は長持ちしてくれますよ。花が開いてきたら茎を短く切って、クリスマスリースに刺して最後まで楽しんでいます」

スタッフEのお正月は、「いつもの花を和風の花器に差し替えたり、年末に葉牡丹の小さなアレンジを買ったりして、お金をかけずに新年ムードを楽しみます。干支の人形を並べて飾ると、お正月気分が盛り上がっておすすめですよ」

こちらはスタッフSのお正月アレンジ。「お正月は、松や南天など1つ入るだけで雰囲気が出せるものが好きです。この年はお正月に飾った葉牡丹が長持ちしたので、お正月が過ぎてからはバラを足して長く楽しみました」

花選びの参考にしたい、春の旬の花図鑑

年明け、松が明けると花屋さんの店頭には香りのいい初春の花が並び始めます。そして、2月にはいっせいに春の花が並び、一年の中で最もたくさんの種類の花が出回ります。そんな、わくわくする春も花のある暮らしを楽しむために、フラワーシーンプロデューサーの小川さんに、初心者さんでも飾りやすい、おすすめの春の花を教えていただきました。花選びの参考にしてみてくださいね。

甘いフレグランス スイートピー

フルーティーな甘い香りをふりまくように咲くスイートピーの花姿は、ひらひらと舞う蝶のよう。昨今はアンティーク調の染めの花も人気です。涼しい場所に飾り、傷んだ花は早めに摘み取ります。1月21日はあの名曲にちなんで「スイートピーの日」に。花言葉は「門出」「優しい思い出」。

春が舞い込む「風の花」 アネモネ

ギリシャ語の「anemos(風)」が語源の地中海原産の花。グラフィカルな花姿は一輪でアートのよう。光に反応して開閉する豊かな表情も魅力です。涼しい場所に飾り、切り花栄養剤の使用で長く楽しめます。花言葉は「はかない恋」「期待」。

アネモネの素敵な飾り方を「WEEKEND FLOWER」で見る >>

幸せを運ぶハッピーイエロー ミモザ

ハッピー感あふれる黄色と蜂蜜のような甘く優しい香り。葉の鮮度がよい花が少しほころんだものを選び、切り花栄養剤でたくさんの花を咲かせましょう。乾燥に弱いので葉の裏側に霧吹きを。花言葉は「友情」「秘めた愛」。

ミモザの素敵な飾り方を「WEEKEND FLOWER」で見る >>

こちらも春におすすめ キュートな「花芽付き球根」

1月から3月に出回る、愛らしい「花芽付き球根」もおすすめです。やわらかな陽光があふれる窓辺に飾れば素敵なインテリアになりますよ。写真は、左からキルタンサス、グラジオラス原種、球根付きミニチューリップ、球根付きシラーなど。
水耕栽培専用のガラスベースはもちろん、小さなグラスやキャンドルホルダー、ジャムの空き瓶などに、球根の底面がぎりぎり触れる程度の水を入れ、2~3日に1回は水を換えましょう。

春におすすめの花情報は、小川さん監修のこちらのサイトもご参照ください。

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季節の旬の花と飾り方のコツを毎週末ご紹介「WEEKEND FLOWER」

家族や友人が集う食卓を彩る花や、一週間頑張った自分へのご褒美に買う花。花の国日本協議会が手がける「WEEKEND FLOWER」では、その季節におすすめの旬の花と、「花のある暮らし」のヒントを毎週末紹介しています。

「WEEKEND FLOWER」のInstagramを見る >>

「花のある暮らし」ビギナーさんにおすすめのウェブサイト&書籍をチェック!

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花と器の素敵な合わせ方『花と器の素敵な合わせ⽅』 >>

今回いろいろなヒントを教えていただいたフラワーシーンプロデューサーの⼩川典⼦さん監修のウェブサイト『はじめて花屋』。#花のABC はじめ、花⾔葉、花の効⽤、お⼿⼊れがラクな季節の旬の花、いまさら聞けない花屋さんでの花の買い⽅Q&A集など、ビギナーさんに役⽴つ情報が満載です!

著書『花と器の素敵な合わせ⽅』とあわせて、ぜひ「花のある暮らし」をはじめる参考にしてみてください。

ウェブサイト『はじめて花屋』を見る >>

小川さんの著書『花と器の素敵な合わせ方』をくわしく見る >>

ご紹介した花の買い方や飾り方のアイデア、長持ちさせるヒントを参考に、みなさんも素敵な香りに包まれながら、「花のある暮らし」を楽しんでくださいね。

(Sponsored by 国産花き需要拡大推進協議会(一般社団法人花の国日本協議会))

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