おはようございます。エステティシャン・美容家の永松 麻美です。皆さんにおすすめしたい朝美容コスメやテクニックを土曜日(隔週)にお届けしています。
花粉の影響で肌が荒れたり、季節の変わり目でゆらいだり…お肌の敏感さや不調が目立ってくる今の季節。
今朝は、そんな季節にやってはいけないNGお肌ケア3つについてお伝えしていきます。
【1】洗いすぎはNG!メイクも落としやすいものを
お肌がなんとなく不調だったり、赤みや痒みやヒリヒリなどの敏感状態の時は、お顔の洗いすぎに注意を。
ニキビや湿疹があっても赤みがあるときは、洗浄力の強すぎるものや洗顔の頻度の高さが刺激になります。お顔の洗いすぎ、ゴシゴシ洗いはもちろん、角質ケアやピーリング、マッサージなど物理的な刺激や、肌を剥離するような成分が配合された化粧品は控えましょう。
クレンジングや洗顔は、洗顔力が優しいものが良いですが、洗浄力が優しいクレンジング洗顔を使うなら、必ずそれで落ちるメイクをしましょう。
クレンジングや洗顔が優しいものなのに、メイクは落ちにくいしっかりメイクでは、メイクが肌に残って、さらなる肌トラブルを招いてしまいます。
【2】一見良さそうでも…美顔器や積極性の高い化粧品はNG
ビタミンCやレチノール、ハイドロキノンなど、あげればキリがないほど、エイジングケアや美白など積極的にお肌をケアする成分の商品が、今はたくさん販売されています。
けれども、お肌に赤みや痒み、ヒリヒリやホテり感などの敏感さがあるときや、乾燥しすぎて肌が不調になっている、もしくはアレルギー(花粉などで)が原因で肌が不調なときは、「積極性の高いケア」は避けましょう。
高機能なお化粧品や、マッサージ、美顔器などはお肌が健康なときは素晴らしいですが、不調なときは、刺激で肌荒れが助長されてしまうこともあります。
肌が不調の時は、保湿や保護をメインに、シンプルケアを心がけお肌の回復を待ちましょう。
【3】摩擦NG!肌あたりの優しさを重視して
花粉症や鼻炎の方は、鼻を噛んだり拭いたりする回数が多くなりますよね。ゴシゴシとは拭いてなくても、触れる回数が増えるだけでも摩擦の負担が起こります。
ワセリンなどでお肌を保護して、摩擦を軽減したり、ティッシュやマスクなど肌に触れる回数の多いものは肌あたりの優しいものにするなど、できる範囲で工夫しましょう。
また、鼻を噛んだ後はなるべくお肌の上をティッシュで強く滑らせないように心がけてみてください。
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お肌のバリア機能が低下して不調があるときは、ちょっとした刺激でもさらなるお肌トラブルや敏感さを助長してしまうこともあります。
まずは、お肌の回復を促すために「刺激を極力避ける」のがポイント。スキンケアやメイク時間、化粧品アイテム、触る回数は減らしていくように心がけていきましょう。