おはようございます。エステティシャン・美容家の永松 麻美です。皆さんにおすすめしたい朝美容コスメやテクニックを土曜日(隔週)にお届けしています。
今朝のテーマは、良かれと思ってやっているけど実は間違ってる!?やりがちなNGなスキンケアを3つご紹介します。
【NGその1】敏感肌だからオーガニック製品を選ぶ
お肌が弱いから、敏感肌だから、オーガニック化粧品や自然派化粧品を選んでいる…これは一見、普通のことのようですが、実はその選択がNGな場合もあります。
化粧品はオーガニックだから良い、合成だからよくない、とは言い切れません。例えば、天然のオイルや精油など精製されていないものは、天然であっても濃度や相性によっては刺激が強いことも。また、含まれている栄養や芳香成分も多くなるので、その分肌が弱い人や、アレルギーなどが多い人にはリスクになり得ます。
つまり、本当に肌が弱っているときは、しっかり精製して、含まれる成分が少ない製品のほうがいいことも◎オーガニックにももちろん素晴らしいメリットがありますが、肌が弱い方、敏感担っているときこそ選び方に注意が必要です。
【NGその2】乾燥しないよう化粧水をたっぷりつける
お肌が乾燥するときは、化粧水でたっぷり保湿を!と考える人は多いと思います。しかし実は、お肌の角質層(表面の水分や化粧品が浸透する場所)は、抱えられる水分に限りがあります。たっぷりつけても、肌がふやけてしまうだけ。
乾燥するときは、セラミドなどの水分を抱えておく性質のある化粧水を適量つけて、油分の入った乳液やクリームをつけるのが正解。
長時間のシートマスクなども、肌がふやけてバリアが弱くなることもあるので気をつけましょう。
【NGその3】ニキビ予防にオイルでしっかりクレンジング
ニキビがある人や、毛穴の汚れが気になる人は、オイルクレンジングでしっかりとクレンジングして落とす…という人が多いようです。
確かに、オイルクレンジングには洗浄力が高いというメリットがあります。しかし、オイルの種類によっては肌に皮膜っぽさが残るものも。
そういった製品の場合、洗浄力の高い洗顔料でのW洗顔が必須ににあります。すると、汚れは落ちるものの、お肌の水分不足や乾燥、人によってはお肌が弱ってニキビ含めトラブルが出やすくなる、なんてことも。
オイルクレンジングの場合は、ミネラルオイルなどが主成分の炭化水素系よりも、コメヌカ油、オリーブ油、アルガンオイルなどが主成分の油脂系を使うようにしましょう。
良かれと思って選んだアイテムや、時間をかけたスキンケアが実は逆効果だった…なんて、とっても悲しいですよね。
正しい知識を身につけると、自分のお肌にあったケアを自信をもってできるようになると思います。参考になれば幸いです。
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東大卒皮膚科医の櫻井直樹(さくらい なおき)さん監修のもと、永松麻美さんが執筆した書籍『正しい知識がわかる美肌事典』。
今日ご紹介したNGスキンケアをはじめ、知っておくと一生役立つスキンケアや肌の情報が満載の、まさに事典のような一冊です!自分にあう正しいスキンケアに出会いたい!と思っている方、ぜひ手にとってみてださい♪
☆この連載は【隔週土曜日】に更新します。次回もどうぞお楽しみに!