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「一汁一菜から始めよう!」土井善晴さんが伝える料理を特集した一冊

 

朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。

今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、料理番組のテキスト『おかずのクッキング』

料理番組『おかずのクッキング』が今年3月で終了します。今号は、創刊から43年間続いたテキストの最終号です。巻頭特集のテーマは、料理研究家・土井善晴さんの「一汁一菜から始めよう!」。土井先生のメッセージを伝える一冊です。


おかずのクッキング 238号(2022年2月/3月号)
出版社:テレビ朝日

毎日の料理のありかたを見つめることは、日々の暮らしの基本に立ち返ること。最終号の特集を読みあらためてそう思います。今号では、土井善晴さんが提唱し続けてきた「一汁一菜」という食事スタイルを、さまざまなレシピとともにわかりやすく伝えます。

「毎日ご馳走、毎日特別おいしいものは要りません。おいしいものって、心乱すでしょ。作る人も食べる人も。ふつうでいいのです」「お料理するって案外野菜をどう食べさせるかってことなのです」「作る人はやっぱり家族が元気でいるようにと思ってご飯作るんです」——。料理を作る人、食べる人それぞれに向けられた土井先生からのメッセージが心にしみわたる一冊でもあります。

「海の春、山の春、里の春をあつめてお料理をする」という土井先生。春の恵みを感じる献立のひとつは、豆ご飯、アサリの味噌汁、絹さやの卵とじ。自然とともにある暮らしのなかで料理をすることのよろこび、四季折々の素材を味わう楽しみがあふれます。

有元葉子さんの「あるものをおいしく」、コウケンテツさんのとびきりおいしく「ゆでる」などの特集も充実し、とても読み応えがありました。何度も繰り返し読み、作り続けたくなる一冊をぜひどうぞ。

土井善晴さんの本、こちらもぜひどうぞ。
『一汁一菜でよいという提案』
『くらしのための料理学』
『お味噌知る。』

ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ

「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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