おはようございます♬
今朝は散歩の途中でふと目に留まった
バスのこの『ESSENTIAL TRIPS ONLY』
という表現についてご紹介したいと思います。
ご存じのように4月を過ぎてからアメリカでは
コロナウィルスが猛威をふるっていて
感染者数・死者数とも世界一に…涙
各州ごとに様々な施策を講じていますが
私の住むワシントン州では
不要不急の外出は自粛、となっているので
公共交通機関の利用はEssentialに限ります。
Essentialは
辞書によると『絶対不可欠な』
『欠くことのできない』などという意味。
Essential Only=絶対必要な場合だけ
Tripというと「旅行」と思いがちですが
この場合は「遠出」や「外出」と考えてOK。
Essential Trip Onlyとは『必要不可欠な外出』
という意味なんです。
そんなわけで現在、シアトル近郊を走る
公共のバスは州が許可した形態の業務に携わる人
(病院勤務・スーパーや薬局勤務者)の通勤や
通院の場合のみ利用が可能になっています。
そしてバスの運転手さんたちの罹患や
死亡のニュースもあって
バスの中で運転手と乗客との接触を
極力減らしたいバス会社は現在、基本的に
乗客には後ろから乗り降りしてもらって
(前のドアをなるべく使わないようにしています)
バスを無料で運行しているんです。
後ろのドア(右側)にはこんな表示が
『FARE PAYMENTS ARE
TEMPORARILY SUSPENDED』
FARE=料金
PAYMENT=支払い
TEMPORARY=一時的に
SUSPENDED=停止
『運賃の支払いは一時的に停止しています』
左側はこんな表示
『PLEASE USE THIS DOOR
FRONT DOOR FOR ADA ONLY』
これは『このドアを使ってください
前のドアはADAの方のみ利用可能です』
という意味。
※ADAはAmericans with Disabilities Actの略
アメリカ障害者法で制定された条件を満たす人のこと
いつも使っていたバスがガラガラで走っている姿
なんだか切ないような気もするけれど
本当に必要な人たちだけが使うことで
運転手さんが無事でいることが一番ですからね♬
日本はゴールデンウィークが終わりましたが
外出制限のため遊びに行くというより
ご自宅でゆっくりされた方が多かったのでは?
一日も早くコロナが過ぎ去って
楽しくお休みを迎えられる日が来ますように…
皆様、どうぞSweetな1日をお過ごしください♡