4万人以上のカウンセリング、メイクアップを担当する中で「日本女性を美しく見せるメイク術」を確立!自然体な大人メイクを伝導しているメイクセラピスト荻野愛子さんによる連載「史上最高にキレイになる♪朝の美人メイクメソッド」では、朝のメイクで美人になるヒントを毎週ご紹介します♪
おはようございます。メイクセラピストの荻野愛子です。
本当に目元が綺麗に見えるのは『まつ毛エクステ(まつエク)』と『マスカラ』どちらなの?と疑問に思われている方が多いのではないでしょうか。
今回は、まつ毛メイク未経験の方にも役に立つ、まつエク・マスカラの基本や、それぞれの特徴、効果の違いをご紹介します!
私の目元、どっちがいいの?「マスカラ」「まつエク」の違いを徹底解説!
長いまつ毛は、美女の証。
うつむきがちになった時。
ふとした横顔。
正面を真っ直ぐ見つめた時…。
黒くて長いまつ毛は、目元がとても美しく見えますよね。
以前はマスカラやつけまつ毛でまつ毛メイクを楽しむ女性が多かったのですが、ここ数年は、まつ毛パーマやエクステなどサロンへ通って、まつ毛のメンテナンスを日常的にする方も増えてきました。
日本女性の、まつ毛にかける時間とエネルギーは、過去最高潮に達しているのではないでしょうか!?
小さい頃、お姫様をイラストで描くとき、必ずパッチリしたまつ毛を描きませんでしたか?
長くてしっかりカールしたまつ毛は、それだけで美女度をあげる効果があります。
私自身、メイクレッスンの講師をさせていただく中で、マスカラをつけた瞬間一気に美人度がアップする受講者様を、何名も見てきました。
まつ毛が際立った時に瞳の輪郭がはっきりとし、黒目に光が入るような美しい目元にチェンジします。特に、横顔の印象が大きく変わるので、まつ毛は目の際の1本1本まで長さを出すのが正解だと思っています。
「まつ毛エクステ」の基本
慣れた方にはおなじみですが、まつ毛エクステには、最初に選ぶ必要がある、さまざまなポイントがあります。
- 毛質 (シルク・ミンク・セーブル)
まずは、毛質を選びます。結論から言うと、「セーブル」がつけ心地が軽く。最もまつ毛に近いエクステです。
値段も3つの中では一番高めですが、持続期間の長くコスパは◎です。
- カールの種類(Jカール・Cカール)
サロンによっては様々なカールがありますが、基本的なJカール、Cカールで迷われる方も多いのではないでしょうか。
Jカールは、ナチュラル派さんにおすすめ。まつ毛との接着面が一番多く、持ちが非常にいいです。一方、Cカールは「パッチリ」お目々になりたい方向け。カールがかかっているので、可愛い目元を目指す方におすすめです。
その他、CCカールやSCカール、Dカールなど様々な種類があります(CCカール<SCカール<Dカールの順でカールが強くなります)
- 長さ(9mm、10mm、11mm)
そして、長さ選び。主に人気があるのはこの3種類です。たった1mmの違いですが、それぞれに特徴がありますよ。
9mmは、とにかく自然に見せたい方におすすめ。適度な長さを感じる10mmは、Jカールでナチュラルに長く見せたい方に。そして11mmは、Cカールなどで目元をパッチリ見せたい方向きです。
- 太さ
次に、太さです。日本人のまつ毛の太さの平均は、0.12mmと言われています。平均の太さや、0.15mmを選ぶと、自まつ毛との違和感がなく自然な仕上がりになります。
- 本数
最後に、本数を決めましょう。両目で100本(つまり片方50本ずつ)が、ナチュラルかつアイメイクもあまり必要のなくなる本数です。
100本を基準に、より少ない本数で自然にみせるか、多い本数でぱっちり見せるか選択できます。
『まつエク vs マスカラ』その特徴と効果の違いって?
【見た目の違い】
上の写真の左側は、まつエクをつけた目元。一番基本的なオーダーで施したものです。(毛質:セーブル、カール:Jカール、長さ:10mm、太さ:0.12mm、本数:100本)
一方、右が、マスカラをつけた目元。使用したマスカラは、エスティローダーの「ダブル ウェア ゼロ スマッジ マスカラ 01ブラック」です。
特に、目尻の辺りが、まつエクのほうが長めで、自然にカールしているのが分かりますか?
特に目尻にしっかり長さを出したい、ラクにきれいなカールをキープしたい、という場合は、まつエクのほうがフィットするかもしれません。
でも、マスカラのほうがメンテナンスがラクですし、つけ方次第では、自分好みの目元に仕上げられます。
それぞれのメリット・デメリットを、まとめてみました。
【まつエクのメリット】
- オーダー次第で目元がより大きく見せ、マスカラでは叶えられなかった綺麗な目元が作れる
- メイクの時間を短縮できる
- ノーメイクでも華やかな目元でいられる
- 汗や水に強い
- カールが持続する
【まつエクのデメリット】
- 洗顔やクレンジングなどでエクステがとれないよう気をつけなければならない
- 油分に弱く、スキンケアの中でもオイルやクリームをつける時に注意が必要
- 場合によってはまつ毛が抜けることがある
- 綺麗なカールをキープするためには最長でも3週間に1度のリペアが必要
- エクステをつけてくれる担当者によって仕上がりが変わるため、お気に入りのサロンや担当者を見つけることが重要
【マスカラのメリット】
- 根元からしっかりカールするなど、つけ方によってはまつエクよりも目元をぱっちり大きく見せられる
- 低価格で綺麗な目元を作れる
- クレンジングや洗顔時、簡単にメイクオフできる
- 自由自在に、自分の好きな目元メイクが作れる
【マスカラのデメリット】
- エクステのような長さ、カールを出すことは難しい
- マスカラによっては汗や水で落ちてしまうこともある
- 毎日つけることが必要
まとめ
まつエクとマスカラ、私自身が両方試して感じたのは、まつエクは毎日のメイクが時短でき、マスカラでは実現しづらかった綺麗な目元が作れる、ただ、クレンジングやスキンケアにとても注意が必要ということ。
それに対して、マスカラは、メイク効果としてはあくまで自然な範囲の変化ですが、メイクオフはまつ毛を気にせず行えるので、ラクだなぁと感じました。
両方それぞれにメリット・デメリットがありますが、私自身は簡単にメイクオフやスキンケアができて、まつ毛の根元からしっかりとしたカールが作れる「マスカラ派」です。
毎日のメイクや結婚式など様々なイベントで、それぞれの特徴をふまえて、まつエク・マスカラを上手に使い分けてみてくださいね♪
☆この連載は<日曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!