北京最大のチベット仏教寺院「雍和宮」から。
北京のデモもとりあえず一段落。
日本人学校や閉店していたコンビニなども再開され、
街は平穏を取り戻しつつあります。
ただ、日本大使館周辺は交通規制が続いており、
また尖閣諸島周辺の海上でもまだまだ日本と中国の関係は膠着状態。
とはいえ、北京の歴史建築物は今日もゆったりとその時を刻んでいます。
この北京最大のチベット寺院は、
もともとは1694年に、清の皇帝が息子のために建てたもの。
その後、チベット仏教のとある派閥に ここを与え、
1744年にチベット族やモンゴル族に対する懐柔策からここを正式にチベット仏教寺院としました。
この建築物は、漢、チベット、満州、モンゴル各民族の建築様式が混じりあい、
独特の雰囲気を出しています。
日本と中国ー。
同じアジアの国。
日本の文化の多くを中国から取り入れ、そして発展させてきました。
中国とチベットの関係もご存知の通りですが、
ここの建築物は本当に美しいです。
それぞれのもつ歴史の長い風習はなかなか相容れることのできないものかもしれませんが、意外とすんなりと美しいミックスを作り上げるものです。
このような情勢となった今ですが、色々な文化や風習が混じり合ったときの独特の美しいものを、日本も中国も大切にしながら、はやく日本と中国の関係がよくなるよう。
北京のチベット仏教寺院より。
Good Morning!