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いつもの北京から抜け出し、中国でありながら、また別の文化を持っている「シルクロード地域(敦煌→新疆ウイグル自治区(トルファン・ウルムチ)」の朝時間を期間限定でお送りします。
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敦煌はシルクロード時代にオアシス都市として栄えた町。
北京から日本列島ひとつぶんくらいの距離を移動し、
やっと到着する中国のもうひとつの顔を見せる町。
この町は、町からすぐの場所に砂漠があります。
ひたすら広い砂漠。
夏の砂漠はとても暑く、木陰に人が集まっています。
そして、ここにいる駱駝は、そのコブに何日間かの水分を蓄えておくことができると言いますが、
人間はそういうわけにはいきません。
ずっと水分を補給しておかなければなりません。
砂漠の中の冷蔵庫に、
ハミ瓜と呼ばれる、ハネデュウのような味の果物。↓
シルクロード時代の敦煌は、
「お店が13軒も並んでいる大変に栄えたオアシス都市だった」という古い記録が残されています。
たった13軒?
と思ってしまいますが、ひたすら続く砂漠道にひょっこり現れる敦煌の町の13軒のお店に、時の旅人はどれほど心休まる思いだったことでしょう。
中国は本当に広い国。
色々な顔があって、実際に多種多様な民族が暮らす国。
島国の単一民族である日本からは想像もできないスケールで、
敦煌の町は今日も静かにオアシスとしての街並みを歴史に刻み続けています。