スペイン絵画の巨匠、エル・グレコの美術展へ行ってきました。
今年で没後400 年を迎えるそうです。
ギリシャで生まれ宗教画家となり、イタリアへ渡りイタリア絵画の手法を学び、
スペインへ渡り、精力的にカトリックの宗教的テーマを独特に描き上げました。
とくに肖像画の腕は素晴らしく、ダイナミックな人物描写を活かした宗教画は
観る者を圧倒させます。
長年、宗教画を描き続けただけあって、
すべての絵画がセンセーショナルな場面として心に印象づけられました。
天体から絵画の構図のヒントを得たこともあったそうです!
絵の作り方といい、宗教への理解といい、知的な画家だったのだろうと思います。
美しさの奥にエル・グレコの探究心を見ることができましたし、
描くことについて聡明な言葉を残しています。
宗教を描くということは、画家自身を支えるスピリチュアリズムも備えていたわけで、
テーマが画家を支えてくれることもあったでしょう。
私にとっては、まさにヨガです。
エルグレコのように宗教が身近にあったわけではなく、
自然に対する信仰心を知っていたのは家族で祖父母くらいなものでした。
いろいろありましたが、理解ある先生や友人に恵まれ、ようやく大人になることができました。
ヨガに出会ってさらに信じる心を養うことができました。
ヨガを誰かに伝えることが楽しくて仕方ありませんし、
反対にヨガが私を助けてくれることが多々あります。
健康的に活動するなら、健康的な考えや精神性が必要です。
信じる心はエネルギーです。
ヨガはもちろん、日本文化、茶道、華道など道のつく習い事が助けてくれると思います。
その他、自分のやりたいことが自分の根底になってくれます。
自然に従ってみるのがいいです。自然の流れを自分で生み出してみるといいです。
ヨガではダルマ(自然な流れ、秩序)と言います。
ダルマに背かない生き方が苦しみのない幸せな生き方です。
と、エル・グレコの絵を観て考えました。
皆さんはどんなことを考えるのでしょうね。
興味のある方はエル・グレコ展をぜひ観に行ってみてください!