おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。
この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します!
今回紹介するBOULANGERIE GIRAFE(ブーランジェリージラフ)は、仙台市営地下鉄東西線の卸町駅から谷地館公園方面に向かって歩き5分くらい。車のドア部分が看板の白い外観が見えてきたら到着です。
宮城野区荻野町の人気店が2020年12月に移転。朝は7時からオープンしていて、厨房を囲むように弧を描いた陳列棚には実に100種類以上のパンが並びます。私が訪問した8時半の時点で8割以上のパンが揃っておりました。
店舗が2階建て(2階はコーヒー店)なので、高さがあることからジラフと店名をつけたのだと思っていたのだけれど、その由来は、GIRAFE=キリンの首のように、末永く愛される店にしたいという想いからなのだそうですよ。
ショコラブラッククロワッサン
クロワッサンとココア生地の層がクリスピーな食感のショコラブラッククロワッサン。
鮮やかな色合いのバイカラークロワッサンも好きなのだけれど、落ち着いた色合いのこちらに心惹かれ購入。全体的にビターな味わいで、中央部分に少しだけ巻き込まれているチョコレート甘さと上にのったナッツの香ばしさがアクセント。ちょっと大人なクロワッサンです。
カルツォーネ
リバイバル商品だというカルツォーネは、チーズを練りこんだ生地にトマト、ベーコン、玉ねぎ、バジル、チーズ、ピザソースを包み焼き上げていて、ラザニアにも似た味わいです。なにより、チーズの羽部分のカリカリ食感と塩味がたまりません。
生地自体はほんのり甘味があり、トマトの熟した酸味、ベーコンのジューシーさ、チーズのコク、それに塩味が口内でまざりあい、もはや料理と呼んでも良いのでは。手のひらサイズなので朝の忙しい時に、簡単にそれでいて満足度の高いパンを食べたい時に丁度良い一品。
栗パヴェ
こちらのパンは全体的に小ぶりなものが多く、栗パヴェも例に違わず。フランス生地にバターを折り込んでおり、軽い口当たりなのに噛んだ瞬間にジュワっとバターの旨味が口内に広がります。それに優しい甘味の栗、上にかかった香ばしいゴマの味が追いかけてきて、食べていて飽きのこないパンでした。
私自身は全てテイクアウトで頂いたのですが、2階にはスペシャルティコーヒーが自慢のお店「KEYAKI COFFEE」があります。BOULANGERIE GIRAFEで購入したパンの持ち込みも可能なので、そちらで頂くのもありなのかなと思います。
BOULANGERIE GIRAFE
住所:宮城県仙台市若林区卸町1‐3‐1 1F
電話番号:022‐703‐2740
営業時間:7:00~
定休日:月曜日
※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日、商品等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。★本連載は隔週金曜日でお届けしています