おはようございます♬

この日はちょっぴり贅沢して、東海岸にあるメイン州の名物フード・ロブスターロール(Lobster Rolls)をMason’s Famous Lobsterでいただいてきました。

今でこそ高級品のイメージがあるロブスターですが、その昔ロブスターがよく獲れる、いや獲れ過ぎたメイン州で、ロブスターは「貧困の印」。
農民は肥料として畑にまいたり、漁師は釣りの餌として使ったり、刑務所での食事と言えばロブスターだったり、年期奉公人の契約書に「週に3回以上ロブスターを食べさせない事」という条項があったりしたほど、東海岸でロブスターは良い印象がない食材だったそう。
※ちなみに現在でもメイン州の刑務所ではロブスターが出されるそう。ちょっぴり羨ましい気も?※

しかし、その美味しさを遠くに住む人たちが見つけるのも時間の問題。
1800年半ばにはアメリカに列車が通り、物流が整ったこと、そして缶詰技術の発達でロブスターの缶詰が人気を博し、そこから高級食品として重宝されるようになっていたロブスター。

今では尻尾だけでも2000円なんてことはザラ。手が届きにくい食材ですよね…涙

 

そして、ひとくちに「ロブスターロール」と言っても、その発祥はニューイングランドだとか(英語版ウィキペディアにはそうありました)、コネチカットだとか、ニューヨークのロングアイランドだとか諸説ありますし

★パンはホットドッグバンに、バタートースト
★ソースは溶かしバターベースに、マヨネーズベースに、ドレッシングベース
★ロブスターは冷たいのか、温かいのか
などなど、好きな人達が自分の好みを言い出したらキリがないらしいのです。

お店でも、冷たいロブスターとサラダをバンズにのせたニューイングランドスタイルや温かいロブスターに溶かしバターを添えたコネチカットスタイルと名前が付いていたりと結構ハードルが高い。

そして、メイン州から正反対の場所にあるシアトルで食べようと思うとお値段も高くつくので、なかなかお目にかかる機会がありません。

しかし、今日はコネチカットスタイルで2023年最初で最後の贅沢な朝を過ごしてやりました。来年も食べられたらいいな♬

そんなことを考えたとある2月のこと。日本はもう3月が始まってますね。春はお別れの季節。ちょっぴり忙しいこともあると思いますが、皆様どうぞSweetな1日をお過ごしください♡

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

【アメリカ・シアトル】Sweet Morning Delivery from Seattle

米国・シアトル在住レポーターから届くシアトルの朝時間
Written by

はらだちほ(アメリカ在住)

(アメリカ・シアトル 滞在中)

会津若松で生まれ 夢の『海外での大学生活』に破れ上京。 インド〜ネパールに学生時代を捧げ TV→広告代理店→コスメ→IT企業と転職 合間に旅を重ね、震災を機に会津へ戻り、 復興イベントなどを手掛け、 新たな舞台に相応しいのかシアトルへ。 暮らすように旅して、旅するように暮らしてます♪

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