( 最終更新日:2024/12/12 )
熱中症対策、乾燥対策に欠かせないのが、外出先でも水分が補給できる「水筒」。学校や職場はもちろん、ちょっとしたお出かけにも持っていると安心ですよね。
水筒には、入る容量や保冷時間、デザインなどさまざまな種類があるため、どれを選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。飲み口の形状によっては手入れが簡単だったり難しかったり、様々なバリエーションがありますよね。
この記事では、水筒を買い替えようと思っている方に向けて、Amazonや楽天市場で人気の水筒10商品と、水筒の選び方やお手入れ方法をご紹介します。
水筒の選び方
水筒には、飲み口の形状や容量などの性能が異なる、さまざまなものが販売されています。
ここからは、水筒を選ぶ時のポイントを6つご紹介します。
【1】飲み口の形状で選ぶ
水筒の飲み口には、スクリュータイプやコップタイプ、ストロータイプなどの種類があります。
スクリュータイプは、蓋を回して開けるため飲み口が広く、他のタイプよりもパーツが少ないことが特徴です。蓋を開けてそのまま飲め、香りを楽しみたい珈琲や紅茶に適しています。
ただし、両手を使って開閉するため、運転中や荷物を持っているときなどには適しません。
コップタイプは、蓋をコップとして使用できることが特徴です。中栓とコップに分かれており、コップに飲み物を注いで飲むため、温度調節がしやすく、砂糖やミルクを後から入れて飲めます。
ゆっくりと座って飲むピクニックシーンなどに適しています。
ストロータイプは、飲み口がストロー上になっており、こぼれにくいことが特徴。飲みやすいため、小さな子どもやお年配の方、マスクをしている方におすすめです。
ただし、ストロー部分を清潔に保つために、手入れに手間がかかります。
【2】容量で選ぶ
水筒は容量が大きくなる程サイズが大きくなります。そのため、1日に飲む量だけでなく、水筒を入れるバッグのサイズや総重量を考慮しながら選ぶことが大切です。
ちょっとした外出時には、小さなバッグにも入れられる300mlの水筒、学校や職場に持って行くには、500mlの水筒がおすすめです。
また、部活やスポーツをする際の水分補給には800mlの水筒、数人でシェアする際には1L以上の水筒が適しています。
【3】性能で選ぶ
水筒の軽さを重視するなら、アルミニウムやプラスチックの素材がおすすめです。
軽い水筒は持ち歩きやすいため、長時間歩くアウトドアに適していますが、この素材の水筒は、保温や保冷機能がついていないものがほとんどです。
保冷や保温機能を重視する際には、ステンレス素材や二重構造、真空断熱構造の水筒を選びましょう。外の気温の影響を受けにくいため、飲み物を長時間一定の温度に保てます。
ただし、水筒本体の重量は重くなります。
【4】洗いやすさも重視
パーツが少なく、道具がなくても簡単に分解できる水筒は、つなぎ目部分の汚れをきれいに落とせます。また、パーツが少なければその分組み立ての手間もかかりません。
パーツの中でも、パッキンの手入れには要注意。つけたまま洗うと乾燥しにくく、カビの原因となることがあるため、必ず外して洗いましょう。
スクリュータイプの水筒はパッキンがついていないものが多いため、お手入れが簡単です。
洗いやすさを重視するのであれば、蓋の裏やパーツの溝の深さなど、洗い残しが出やすい箇所を確認してから購入することをおすすめします。
【5】食洗機対応かどうか
食洗機の熱や勢いで変形したり、コーティング剤や塗料が剥がれてしまったりするため、多くの水筒では食洗機が使えません。
しかし、耐熱性に優れているプラスチック素材や特殊なコーティング剤が使用されたステンレス製の水筒は、食洗機に対応しています。
食洗機に対応している水筒は、水筒の底やパーツの溝などの細かな部分も高温で洗浄できます。毎日清潔に使えるため、自宅に食洗機がある方は、食洗機に対応している水筒がおすすめです。
【6】清潔に使える機能をチェック
水筒には、手入れをしやすくするため、内面に抗菌加工が施されたものがあります。
内面に汚れやニオイをつきにくくする「スパークリーン加工」、水垢やカビなどを防ぎ、汚れを落ちやすくする「内面フッ素加工」です。また、飲み口に発生する菌を抑える抗菌加工があります。
フッ素加工や抗菌加工がされている水筒は、清潔に長く使用できます。
用途に合わせて選ぼう!おすすめ水筒10選
ここからは、飲みやすく持ち運びに便利なスクリュータイプの、おすすめの水筒を紹介します。
【1】持ち運びやすい!「タイガー」軽量マグボトル
タイガー 水筒 200ml スクリュー マグボトル マットステンレス MMP-K021XM
タイガー魔法瓶から発売されているコンパクトタンブラー(MMP-K021XM)は、ステンレス製で重さ110gと軽量です。
内容量は200mlでサイズは縦12.9㎝、直径5.8㎝とコンパクトで、小さな鞄にも入ります。
使われているパーツは3だけ。パーツが少ない分、清潔に使えて、洗う手間もかかりません。丸洗いができ、乾燥もさせやすいことが特徴です。
大きな氷も入る広口タイプの飲み口は、なめらかな口当たり。マグカップのような感覚でドリンクが飲めます。
【2】氷止めがあって飲みやすい!「タイガー」のマグボトル
タイガー魔法瓶(TIGER) マグボトル ローズピンク 350ml MCY-A035PS
タイガー魔法瓶から発売されているマグボトル クリームホワイト(MCY-A035WM)は、ステンレス鋼製で重さ170gです。
内容量は350mlで、カラーは他にスカイブルーなどのバリエーションがあります。
このマグボトルの特徴は、飲み口がストレーナーになっていること。氷を入れてもストレーナーのおかげで、飲む時に氷が出てこず、飲みやすい仕様です。
ストレーナーも含め、飲み口は全て取り外して洗えます。
【3】分解しなくても洗える「象印」スクリュー ステンレスマグ シームレス
象印 (ZOJIRUSHI) 水筒 スクリュー ステンレスマグ シームレス 0.48L ペールホワイト SM-ZA48-WM
象印のステンレスマグ シームレス(SM-ZA48-WM)は、ステンレス鋼製で重さ230g。
内容量は480mlでサイズは縦21.5㎝、直径6.5㎝で、4cmの広口形状のため氷を入れる際にも引っ掛かりません。
蓋とパッキンが一体化したシームレスせんは、パッキンのつけ忘れを防ぎ、分解しなくても洗えます。
【4】2つの飲み口が便利な「アイリスオーヤマ」ステンレスボトル
《最安挑戦中☆》水筒 500ml アイリスオーヤマ ステンレスケータイボトル スクリュー SB-S500 SB-S500M 全10色
アイリスオーヤマから発売されているステンレスマグ(SB-S500 SB-S500M)は、ステンレス製(外側はアクリル樹脂塗装)で重さ241gです。
内容量は500mlでサイズは縦22.0㎝、直径6.6㎝。
大・小の2種類の飲み口がついていて、温かい飲み物は少しずつ小さな口から、喉がすごく渇いているときや冷たい飲み物は大きな口からと、シチュエーションに合わせて使い分けができるのが便利です。
カラーバリエーションが豊富なのも魅力。スタイリッシュなメタリックカラーが6色、優しい色合いのスモーキーカラーが4色用意されています。
お好みに合わせて色が選べて、シンプルなデザインなので年齢や性別を問わず使えますよ。コスパの良さも嬉しい一品。
【5】水分補給のタイミングが分かりやすい「マーカー付き」ウォーターボトル
マーカー付きウォーターボトルはPCTG樹脂(TRITAN)製で、BPAフリーで安全性の高いプラスチックを使用しています。
内容量はたっぷり1,000ml。サイズは縦28.5㎝、直径7.5㎝です。
本体の左右にタイムマーカーがついているのが特徴。午前8時、または午後2時から1時間毎にマーカーがついているので、日中つい水分補給を忘れてしまう、という方、定期的に水分補給をしたいという方にぴったり。
マーカーの時間に1目盛りぶん飲めば、120mlの水分を補給できます。
もちろん、マーカーを目安にして、粉末のドリンクやプロテインを作る際のシェイカーとしても使えます。
【6】アウトドアに最適!「KINTO」のおしゃれなトラベルタンブラー
KINTO (キントー) トラベルタンブラー 350ml コヨーテ 真空二重構造 保温保冷効果 20937
KINTO (キントー)から発売されているトラベルタンブラーは、ステンレス製で重さ245g。内容量は350mlで、サイズは縦17.0㎝、直径7.36㎝です。
突起のないやさしい口当たりの飲み口で、飲み物が勢いよく出ない構造のため、ストレスを感じず飲み干せます。
耐久性のあるタフな素材で、表面には傷がつきにくいパウダーコーティングがされているので、アクティブに過ごすアウトドアシーンにもぴったり。
他にない、おしゃなカラーバリエーションも魅力です。
【7】水筒だって可愛いものを!「ドウシシャ」のアニマルマグボトル
ドウシシャ 水筒 真空断熱 480ml マグボトル 軽量 アニマルブック しろくま ホワイト
ドウシシャのマグボトルは、動物のイラストがキュート!真空二重構造で、ホットドリンクも冷たい飲み物も温度をキープできます。
どの方向からも飲めるデザインで、大きな氷も入るワイドタイプの口径も特徴。
イラストやカラーのバリエーションがあるので、お好みに合わせて選べます。お子さんにもおすすめ。
【8】スタイリッシュなシンプルデザインの「fulme.(フルミー)」マグボトル
アイリスオーヤマ fulmeマグボトル スリムハンドル付 500ml FM-SL500 FM-H500【2212SS】
アイリスオーヤマから発売されている「fulme.(フルミー)」のデザインマグボトルは、スタイリッシュなツートンカラー。ステンレス鋼製で重さ320g、内容量は500ml。
蓋部分は、スリムハンドルタイプとハンドルタイプの2種類あり、カラビナやフックに欠けられるため、アウトドアシーンに活躍しますよ。
飲み口まわりに厚みがあるので、口当たりがなめらか。マグカップで飲んでいるような飲み心地が楽しめます。
スリムハンドルタイプのサイズは縦21.2㎝、直径7.25㎝。ハンドルタイプのサイズは縦23.8㎝、直径7.25㎝です。
パーツが少ないので、毎日のお手入れが面倒になりにくいですよ。
【9】軽くておしゃれなステンレスボトル
BRUNO 軽量 ステンレス スクリューボトル medium 350ml BHK271-EVG
BRUNO(ブルーノ)のステンレスボトルは、削ぎ落とされたシンプルなデザインがとってもおしゃれ!
ステンレス製で重さ155gと軽量。内容量は350mlでサイズは縦16.6㎝、直径6.6㎝で、持ち運びしやすいサイズです。
広口なので氷を入れやすく、中せんにはガードがついているため、氷が飛び出しません。
人と差別化できる、おしゃれなデザインの水筒を探している方におすすめです。
【10】炭酸飲料OK!「タイガー」のステンレスボトル
【炭酸対応】タイガー魔法瓶 水筒 500ml 真空断熱炭酸ボトル ステンレスボトル MTA-T050DC カッパー(ブラウン)
タイガー魔法瓶から発売されているステンレスボトル(MTA-T050KS)は、炭酸ガス抜き構造で、炭酸飲料が入れられるのが特徴の水筒です。
ステンレス製で重さ290g、内容量は500ml、サイズは縦21.2㎝、奥行7.5㎝、幅10.5㎝。
ボトル内のガスによる圧力が高まった時の安全弁により、炭酸飲料が入れられる仕様。シュワッと冷たい炭酸飲料が飲めるので、特に暑い時期に活躍しそうですね。
おうちの炭酸水メーカーで作った炭酸水を持ち運べるので、ペットボトルごみ削減や節約にも役立ちますよ。
せんとキャップに抗菌加工が施されていて、飲み口を外して洗えるので、お手入れがラクで衛生的。広口なので、飲料を注ぎやすい点も優秀です。
水筒のお手入れ方法
水筒を使用していると、しっかりと洗っていても汚れやにおいがつきます。お気に入りの水筒を長くつかうためには、お手入れが欠かせません。
ここからは、水筒を清潔に保つお手入れ方法を紹介します。
基本のお手入れ方法
水筒を洗う際には、蓋や飲み口、パッキンなどのパーツを取り外し、食器用中性洗剤を使用します。
水筒を購入したら取扱説明書を見て、取り外し可能なパーツや取り外し方、取り付け方を確認しておきましょう。
パーツを取り外したら、柔らかくて清潔なスポンジを使用して洗います。スポンジが入らない部分はブラシを使用し、水筒の奥までよく洗いましょう。
すすいだ後はしっかりと乾燥させます。最後の仕上げにお湯を入れてから乾燥させると、乾きが早くなります。
(参考:象印マホービン株式会社「はじめてみよう、マイボトル」、サーモス株式会社「PLUS THERMOS」内「水筒&スープジャーの洗い方 週1回の酸素系漂白剤ケアで汚れスッキリ」)
漂白剤で徹底お手入れ
毎日お手入れしていても付着する汚れやにおいは、月に1回程度の漂白できれいに落とせます。(※)
30℃から50℃のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、蓋・飲み口・パッキンを30分つけおきます。
そのとき、本体とキャップをつけてしまうと腐蝕や劣化の原因となります。本体を漂白する際は本体の中に酸素系漂白剤を溶かしたお湯を入れ、外側にはつかないよう注意しましょう。
漂白する際には、酸素系漂白剤を使用します。塩素系漂白剤は、ステンレスに錆を発生させる可能性があるためです。
(※漂白剤を使用できない水筒もあります。購入時に取扱説明書を必ず確認しましょう)
(参考:象印マホービン株式会社「はじめてみよう、マイボトル」、サーモス株式会社「PLUS THERMOS」内「水筒&スープジャーの洗い方 週1回の酸素系漂白剤ケアで汚れスッキリ」)
水筒を長持ちさせるためには
水筒を長持ちさせるには、飲み物を入れたまま長時間放置しないことが大切です。
飲み物が腐敗したり変質したりすると、汚れやにおいが付着する原因となるだけではなく、腐敗ガスによる破損や内容物がふき出す可能性があります。
また、塩分の多い飲み物やスポーツドリンクや酸性の強い果汁ではサビの発生につながります。
ドライアイスや炭酸飲料、牛乳、乳製品は、炭酸ガスや腐敗ガスによって水筒の破損につながる可能性があるため、入れないようにしましょう。
(参考:和平フレイズ株式会社「水筒やタンブラーのお手入れ・長く使うコツ」)
まとめ
水筒は、学校や職場に持って行くだけではなく、外出時の水分補給に使用するアイテムです。マイボトルとして持ち歩けば、喉が渇いたときにすぐ水分補給ができ、飲み物の購入費を節約できます。
水筒には飲み口の形状や素材、容量など種類が豊富にあるため、購入する際には用途に合った水筒を選びましょう。
また、水筒は、牛乳や果汁、塩分の多い飲み物を入れるとサビの原因になる恐れがあります。他にも、炭酸飲料などガスが出る飲み物は、ガスにより破損する可能性があるため、お茶や水、コーヒー以外の飲み物を入れる場合は、取扱説明書やメーカーサイトで確認してから利用してくださいね。