朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『ごはんのことばかり100話とちょっと』。
作家の吉本ばななさんが日々のごはんについてつづった食のエッセイです。おいしいごはんにまつわる心温まる話をぜひどうぞ。
『ごはんのことばかり100話とちょっと』
著者:よしもとばなな
出版社:朝日新聞出版
お子さんがまだ小さい頃、ごはんが暮らしの真ん中にあった。ばななさんが家で作る料理が家族をひとつに結んでいました。
ある日のごはんの献立は、残りごはんで作った二種類のおにぎり、なすと大根のおみそ汁、それから卵焼き。みんなでテレビを観ながらピクニックやキャンプのようにして食べた。子どもも大人も楽しい「てきとうなごはん」から、いつかお父さんが作ってくれた夜食の思い出へと話は広がっていく。
ばななさんにとっていちばん大切なことは、くつろいでおいしくごはんを食べること。お姉さんの絶品コロッケ、友だちが作ってくれたスパゲティ、旅先で食べた懐かしい味……。近所の行きつけのお店に心慰められることもありました。つらことがあったとき、大好きなカフェに寄ってかき氷を食べたら、自分が大丈夫だと思えた。そんなほろりとするエピソードもつづられています。
うれしいときも悲しいときも、おいしい食べもので元気になれる。優しくてにぎやかで時々ハプニングもある食事の話に心がなごむ一冊をどうぞ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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