おはようございます。表参道の美容室「fiorista」の森本英梨です。
おうちで過ごす時間が長い今こそ習慣にしたい!そんなセルフヘアケア術を先週からご紹介しています。今日は、ドライヤーについてです。
皆さんは、ドライヤーについている「冷風機能」(「cool」メニュー)、使った事はありますか?
暑がりさん用の機能と思って使っていなかったり、人によっては「そもそも冷風機能って必要?」なんて思っているかもしれませんね。実は、この冷風は、髪のために使わないと勿体ない、というか、欠かせない機能なんですよ。
以前、巻き髪やヘアセットの方法をご紹介する記事でも軽くご紹介したのですが、今日はこの冷風について徹底解説します!
使わなきゃもったいない!ドライヤーの「冷風機能」活用のススメ
冷風が必要な理由って?
実はドライヤーの冷風には、髪を守る働きがあります。
髪の毛の表面には「キューティクル」があり、これが外界の刺激や摩擦から髪を守るとともに、ツヤツヤした質感の元になっています。
髪が濡れると、このキューティクルは開きます。そして、シャンプー後などに温風で乾かしただけでは、このキューティクルは閉じません。
キューティクルが開いたままの状態でブラッシングしたり手ぐしを入れたりすると、髪の毛同士が触れ合い、摩擦で開いたキューティクルが剥がれ落ちたり、傷付けたりしてしまいます。つまり、髪のダメージの原因になるのです。
そこで活躍するのが、この冷風機能。髪を乾かした後に冷風を当てることで、温度を下げながらキューティクルを閉じ、ダメージを防ぐことができるのです。
キューティクルを閉じることで、髪の内部の水分が逃げにくくなるという効果もあります。髪の乾燥を防ぎつつ、髪につやを出してくれるので、髪同士が絡みにくくもなるメリットも◎
冷風が役立つのは、シャンプードライだけじゃない!
ドライヤーは髪を乾かすときだけではなく、ヘアセットをするときにも活躍します!
髪は、体と同じくタンパク質で出来ています。このタンパク質にドライヤーやコテ(ヘアアイロン)で熱を当てることでと、髪が柔らかくなり、思い通りの形に整えることができるのです。
しかし、温度が高いまま放置していると、髪の毛は元に戻ろうとします。熱で形を作った後、冷たい風を当てて急激に冷やすことで、髪の固定することができるんです。
ラーメンやそばなどの麺を茹でた後、冷水でキュッと麺を締めることと同じ!髪のキューティクルを冷やして締めることができるのが、ドライヤーの冷風機能なんです。
他にも、熱風を当てすぎた髪をクールダウンさせるなど、ドライヤーの冷風にはさまざまな使い道があります。カラーの退色も防げます!
ほとんどのドライヤーについている冷風機能を、美しいつや髪ケアや、ヘアセットに役立ててくださいね♪
左右を変えて試してみて!
初めて冷風機能を使う方に是非試してほしいのが、シャンプードライの後に右か左の半分だけに冷風をかけて左右を触って比べること!効果が実感できる方が多いと思います♪
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これから紫外線が強くなる季節。紫外線を受ける前に!ヘアケアを徹底してツヤ髪を作っておきたいもの。世界中の皆で協力してコロナウイルスを収束させて、美髪でお出かけを楽しむ、最高の夏をむかえましょう!
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