言葉を飲み込み、頭と心でゆっくり咀嚼して、妄想の世界で味わうおいしい読書時間です。
「日常の食」にまつわるエッセイに注目してピックアップ!
人気作家 江國香織さん、角田光代さんの食のルーツも知れちゃう作品から、懐かしい記憶を呼び覚ます森下典子さんの作品、平成生まれの注目パーソン 平野紗季子さんの初エッセイ本まで。
秋の夜長に読めば夢の中にでてきそう。朝の読書に読めば、朝ごはんも楽しく作れそう。
食べ物に愛おしさを感じる、おいしいエッセイを6つご紹介します。
美味しいものをめぐる情景が心に沁みるエッセイ
『きらきらひかる』や『東京タワー』で人気の江國香織さんのエッセイ。
読者を不思議な世界にいざなう江國さんが描く、
寒いさむい場所で飲む温かいジュースとは?
ピーターラビットが食べたレタスってどんな味でしょう?
まるで同じ時間を共有しているような、想像力が掻き立てられる
一冊です。
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『やわらかなレタス』
江國 香織/著 文春文庫
平成生まれの著者が描く、食を楽しむことへの思い
小さいころから食日記をつけ続けてきた平野紗季子さんの初著書。
日常の食にまつわる発見と感動を綴るブログが話題となり、
「an・an」などで連載を持つエッセイストが、世界一のレストランから
ロイヤルホスト観察記まで、様々な切り口で食の楽しさを綴った
一冊です。言葉選びも独特で、一度読むとクセになって、
繰り返し読みたくなります。巻末の食文化カタログにも注目!
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『生まれた時からアルデンテ』
平野 紗季子/著 平凡社
「ほわわーん」とした気分に浸る、肉食女子エッセイ
自他共に認める肉好きの角田さんに、食革命が起こったところから
世界が変化!苦手だった野菜やきのこなど、次々出会う
未知の食材を料理すると、新しい発見がぞくぞく出てきます。
美味しいものを思い出しながら「ほわわーん」と読んでほしいという
このエッセイ、読めば読むほど次の食事が待ち遠しくなりますよ♪
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『今日もごちそうさまでした』
角田 光代/著 新潮社
あの時食べた、あの味。懐かしさがこみ上げるほっこりエッセイ
柔らかいタッチのメロンパンの表紙がノスタルジーな、
森下典子さんのエッセイ。出来立てのオムライスに
ケチャップをかける瞬間、熱々のたい焼きの香り、
おこわのおにぎり…嬉しい記憶やほろ苦い記憶を
呼び起こす食べ物の記憶が、きっと誰にでもあるはず。
ユーモアに満ちた筆致と優しい絵から懐かしさが漂う
一冊です。
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『いとしいたべもの』
森下 典子/著 文藝春秋
パリ仕込みなのに気取らないお料理エッセイ
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』の著者、
石井好子さんの一冊。国内外問わず食べに行ったり、
作ったりしたお料理にまつわるエピソードが満載です。
かつお節入りのオムレツに、休日のブランチ、お店で習った
様々な国の料理…パリで生活していた当時の空気感まで
伝わるような作品です。
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『バタをひとさじ、玉子を3コ』
石井 好子/著 河出文庫
飽くなき好奇心と胃袋で食べ歩いた“いまの味”
春夏秋冬、様々な味を食べ歩いた平松洋子さんのエッセイ。
各社の社員食堂巡りに、銀座の絶品サンドイッチ…
読むだけでおなかが空きそうです。
漫画を担当したのは『孤独のグルメ』でおなじみの谷口ジローさん。
美味しいエッセイ×漫画のコラボは必見です!
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『サンドウィッチは銀座で』
平松 洋子/著 文春文庫
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