じぶんが毎朝使う「モノ」、意識したことありますか?
朝、目が覚めてから、出かけるまでの慌ただしい時間。最初にふれるのは、目覚まし時計、スマートフォン、それとも、めがね?寒い時期は、羽織るガウンや、暖房器具のリモコンスイッチ、という方も多いかもしれません。
寝室からキッチン、洗面台、ダイニング…毎朝変わらないルーチンの中で、手に取るモノたち。この連載では、わたしたち編集部スタッフが、毎朝使い続けているお気に入りのモノたちを「わたしの朝の愛用品」として、一品ずつご紹介します。
毎朝必ず使うモノを「意識して」選んでみたら、いつもの朝がぐっと素敵になったり、便利になったり、時短が叶ったり…朝の時間がちょっとだけハッピーになるのかも?そんな思いでお届けする連載、第1回目は、私、編集部Eが15年間使い続けているこちらの愛用品から。
「トレー」があると便利な4つの理由
カフェ、北欧家具や雑貨のショップなどでもよく見かけるプライウッド製のトレー。朝ごはんは必ずこのトレーに並べます。
ランチョンマットを使ったり、テーブルにそのままお皿やマグカップを置いている方も多いと思いますが、トレーは、使い続けるだけのメリットがたくさんあるんですよ。
便利な理由その1 もちはこびやすい
まず、もちはこびやすいこと。お盆の役割ですね。我が家は3人家族なのですが、3人分のパン皿、マグカップ、カトラリーとヨーグルト…ばらばらとテーブルに運ぶのは大変。キッチンにトレーを並べ、それぞれにセットしてから運ぶと、移動がぐんと少なくなります。
便利な理由その2 置きやすい
また、我が家のキッチンはせまいので、お皿などをならべたり置いたりするための場所がとても少ないのですが、細いカウンターにトレーを並べれば、カウンターが置き場所に早変わり。朝は火を使わないことが多いので、ガスレンジの五徳の上にトレーを並べることも。がたがたの場所でも、トレーさえあれば、お皿やマグをゆったりと置くことができます(※火を使う際にはお気をつけください)
便利な理由その3 汚れにくい
そして、食べるときは、パンくずや飲みこぼしなどをキャッチしてくれるので、テーブルや床が汚れにくくなります。もちろんトレーは汚れますが、ランチョンマットとちがい、ささっとシンクにくずをすてて、ふきんで拭くだけでOK。直置きや、ランチョンマットでは、こうはいきません。
便利な理由その4 片付けが楽
最後に、片付けもとても楽。運ぶときと同じで、トレーごとキッチンに持って帰るだけ。お盆にのせたり、何度も往復しなくていいので、とても楽。
ちなみに、うちはまだ小さい娘がいるのですが、最近は、お願いしたら、トレーごと抱えてキッチンまで持ってきてくれるようになりました。お皿やコップを、落とさないよう上手に運ぶことで、お手伝いしてる!というやりがいを感じるようで、これもトレーならではだなぁと感じています。
この「プライウッド製トレー」の良い点4つ
数あるトレーの中では私が選んだのは、このプライウッド製のトレー。購入したのは、目黒のインテリアショップ「マイスター」で2001年頃と記憶しています。当時、そのマイスターのセンスが大好きだったこともありますが、デザインの美しさ、シンプルさ、サイズ感か気に入り、4枚まとめ買いしました。
デザイン以外に、実際に使ってみて良いなぁと感じる点は、1 軽さ、2 重ねやすさ(収納しやすさ)、3 和洋につかえること、4 丈夫で長持ち この4つ。
1 軽さ
まず、軽さ。とにかく軽いから、持ち運びも、拭いたり洗ったりも、本当に楽です。キッチンで使うものって、重いとついつい使うのが面倒になるのですが(ミキサー、鉄鍋、圧力鍋などなど)、このトレイは全くそれがありません。
大きすぎず小さすぎない、絶妙な大きさも、魅力のひとるです(※ちなみに、今はかってみると、重さは178gでした)
2 重ねやすさ(収納しやすさ)
次に、すっきりと重ねられるから、収納がしやすい点。薄くて軽いこともあり、横置きも縦置きもスムーズ。
実は私は古い和の食器や道具も好きで、塗りの大きなお盆、お膳もたくさん持っているのですが、足がついていたり縁高だったり大きすぎたりして、重くてかさばりがち。朝はなるべく時間をかけたくないので、パンではなくご飯の朝ごはんの日でも、お膳ではなく、このトレーを使うことで、時短になっています。
3 和洋につかえる
そう、3つめの惚れ込みポイントは、和洋につかえる点。磁器の洋皿、北欧のマグやカトラリー、塗りのお椀、作家物のお皿、骨董の染付、アンティークのガラス皿…トーストでも、サンドイッチでも、おにぎりでも、なぜか何でも合うんです。
北欧、そして、昭和を感じるようなシンプルなデザインだからこそかもしれません。
朝ごはんだけでなく、お昼ごはんのパスタやラーメンなどにも、違和感なくなじむ気がします。
時間のある朝や、お茶の時間に使うときは、トレーより一回り小さいマットなどを敷いて使うことも。例えば藍染のマットなどを敷くと、ガラッと和風になって、御湯のみと和菓子にもマッチします。
4 丈夫で長持ち
最後に、丈夫で長持ちなところ。15年、朝のドタバタの中、決して丁寧に手厚く扱ってきたとはいえませんが、4枚とも割れることなく、まだまだ現役。一部、欠けたりしていますが、使う上で困るほどの汚れや傷は全くありません。
最後に、我が家の朝ごはんをいくつか。改めて並べてみてみると、本当にこのトレーには助けてもらっているなぁと感じます。
いつもの朝ごはんの支度や片付けをもっとすっきり、シンプルにしたい。そう感じている方は、食卓にトレーを仲間入りさせてみませんか?
※私が使っている「マイスター」のトレイはネットでは販売されていないようですが。類似商品はAmazonや楽天でたくさん見つけることができます。ご自分のテーブルやパン皿のサイズに合わせて、ちょうどいいサイズのものを探してみてください。
いかがでしたか?もうすぐ、春の新生活シーズン。4月からの新しい生活、朝使うモノ選びの参考になればうれしいです。
この連載は編集部スタッフが週替りでお届けする予定です。どうぞ、お楽しみに♪