今朝は、「Hinton Ampner」のお屋敷のインテリアをご紹介いたしますね。
(お屋敷内の撮影は、事前に許可をいただいております)
1985年に生涯を閉じたRalph Dutton氏と
そのご先祖様がコレクションしてきた数々の逸品が
お部屋の中を引き立て、今でも主が住んでいるように感じられる
生きた空間でした。
そう感じられるのはRalph Dutton氏が愛しんだものばかりが
この家を飾り、主亡き後でも生き続けているのだと。。
そんな風に感じました。
(いろいろなナショナルトラストのプロパティーを訪問しましたが
こんな風に感じたのは初めてです・・!)
サロンの窓を彩るブルーのシルク・カーテンと煌くシャンデリアは
1965年の「House & Garden」の表紙を飾ったのだと
館内でボランティアをしている英国人女性が教えて下さいました。
実はその女性は今春、京都、広島、九州を周遊されたのだそう。。
日本人がとても親切で礼儀正しいと褒めて下さいました。
嬉しいことですね☆
サロンに続くダイニングルームには
夏らしい涼やかなフォーマルのテーブルがセッティングされていました。
クリスタルのカッティンググラスとシルバーのカトラリー
そして、セーブルらしいデザインのテーブルウェア。
麻のダマスク織のテーブルクロスにはモノグラムの刺繍。。
空間に相応しいセッティングに心が躍ります。
Ralph Dutton氏のスピリッツをナショナルトラストが
しっかりと受け継いでいるのでしょうね。
幾つもあるベッドルームには、それぞれお庭のお花が
さり気なく活けられているのも、英国らしくてとても印象的でした。
Ralph Dutton氏のメインベッドルームには
朝食のセッティングがされていました。トーストと卵は本物です。
トレーには旬のスイートピーが活けられていました。
キャビネットを飾る有名窯のチャイナたち。。
これだけでも素晴らしい財力があったのだと想像できますね。
お屋敷の中だけではなく、庭園も美しいことで知られています。
ちょうど、ホワイトカラーのバラ「Rosa Brunonii」(ヒマラヤ ムスク ローズ)
が見頃で辺り一面、濃厚なバラの香りに包まれていました。
このバラは15Mの高さにまで生長するのだそうです。
Ralph Dutton氏亡き後でも美しいインテリアを保たれているのは
このプロパティーを管理している方々の
愛情によるものだと、しみじみ感じました。
夏のうちにまた再訪してみたいと思います♪