先日、「ミケランジェロ展」を観に行ってきました。
ミケランジェロ・ブオナローティは、
ルネサンスの頂点を極めた西洋芸術家のうちの一人です。
礼拝堂を作るにあたって幾千も重ねたクロッキーや、
ある1日の食べた物のメモなど、
芸術家の日常を垣間みることができるのは、興味深いものです。
彼は、楽しみのために不必要な食事は摂らなかったらしく、
日頃から感性を研ぎすませていたのが伺えます。
そんなストイックな芸術家が私は好きです。
紙に赤石墨で描かれた “『レダ』の頭部習作 ” はとても美しいクロッキーでした。
優しい線律を描く画家ですが、心には確固たる信念を少年時代から
抱き続けていたのだと、ひしひしと感じられました。
またひとつ、芸術の魅力に迫ることができました!