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中国の内モンゴル自治区。
中華人民共和国が1947年にモンゴルの南部に設置した省級の自治体で、
面積は日本の3倍。
「モンゴル」という名があるものの、
漢民族(いわゆる中国人)が80%を占めています。
内モンゴルのフフホト(中国語表記:呼和浩特)は、北京から飛行機で1時間で行くことができ、北京在住の日本人は週末の2日間で大草原を楽しむことができます。
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大草原の星空。
草原の広い空は星でいっぱいになります。
流れ星に天の川。
こんなにたくさんの星を見たことがありません。
夜23時半くらいがもっとも多くの星を観察できる時間とのこと。
そして、夜明けを待ちます。
地平線から顔を出す太陽を見ようと、中国人観光客のみなさんも集まって来ています。
そしてようやく太陽がのぼりはじめました。
すぐ近くから出て来る大きな太陽は、びっくりするくらい眩しいです。
北京ではまず見ることがないこの勢いのある丸い太陽。
そしてこの日の朝ご飯。
どうでしょう?
中国で暮らしていても、なかなかこのような品数の少ない食事を見たことがありません。
白い馒头に、ザーサイ、そして卵スープ。
たったこれだけ。
(うしろに見えている出前一丁は別の方が食べ残して置いてあったものです)
お皿も中国の大学の学食でよく見かける銀のお皿。
朝陽が降り注ぐこんな朝。
赤い夕焼けみたいな色をしています。
太陽が沈み、夜になり、
夜になったら星が瞬き、
そしてまた太陽がのぼってきて、
朝になる。
そうやってぐるぐると朝と夜を繰り返しながら、
人は何を想い、誰を想い、生きているのでしょう。
地平線に囲まれたこの場所で、
だだっ広い草原の上で、
朝を迎えました。