北京には「798芸術区」をはじめとする有名なアートスポットがいくつかありますが、それ以外にも、アトリエや美術館などがあります。
そのうちのひとつの美術館へ。
この美術館から見下ろせる景色がなんだか面白いので、
思わず写真を撮ってしまいました。
向こうに見えるのは北京のオフィス街。高層ビルが並びます。
そしてこちらにはかなりローカルな区域。
古い食堂などが軒をつらねています。
美術館所有のアート彫像との対比が、
いろいろなものを混ぜ合わせて作り上げたような不思議な風景に思えてなりません。
今この美術館で開催されているのは、
新疆ウイグルをテーマにしたアート展。
ウイグル地方の人たちの生活をテーマにした絵や写真、映像などを観ることができます。
「新疆ウイグル自治区」として中国の一部となっているこの地域ですが、
ここで暮らす人々の文化や生活様式というのは中国のそれとは異なるものです。
絵を見ながら異国情緒に浸ることができます。
街の中にふと現れるこの美術館。
これからも目がはなせません。
美術書やアートグッズなどもたくさん販売され、
そして北京の美術館で思うことは、欧米の方々の比率が高いということです。
北京やその他アジアのアートシーンを、
欧米の方々はどのような視線で眺めておられるのでしょうか。
中国の芸術といえば、
京劇や雑技などどこか古くからある何かを思い起こさせますが、
現代アートも、なかなかおもしろいですよ。