春節に街中で鳴り響く爆竹。
春節を直前に控え、北京の街角では臨時の爆竹露店が出ています。
爆竹は幾分危険なものでもあるので、
昔と比べ比較的価格も高く、また認可を受けたお店でしか販売できなくなっているようです。
爆竹は中国では魔除けの意味を持ちます。
そのゆわれは、漢の時代までさかのぼります。
その昔、人を食べるという怪物がいたようです。
春節の頃に人里におりてくると言われ、農民たちは恐れおののいていました。
ところがある日、竹に火をつけて暖を取っている農民を見て、怪物はなぜか逃げ帰ってしまいました。
どうやら竹に火がついてパチパチと音をたてていることを恐がったようです。
それ以来春節の頃には、怪物が人間の前に現れないように火をたくようになり、
それが現在の爆竹につながっているようです。
とはいえ危険な爆竹。
毎年負傷者や死者を出すといいます。
そのため、北京などの大都市では使用に制限をもたせています。
使用可能時間帯、使用可能場所など、昔ほど自由自在に爆竹を放つことが難しくなっています。
街中に、爆竹禁止地帯を示すこのような貼り紙がされています。
いよいよ春節を迎える中国。
街はせわしなく動き、
そしてもうすぐ新しい年がやってきます。