共産党大会が開催されている北京の中心部。
天安門近くの会場周辺ではいつもより厳重な治安維持が行われています。
日本のニュースでは「北京は厳戒態勢」との報道がありますが、
こちらで暮らしている分にはさほど「厳戒態勢」を感じることはありません。
ただ、赤いユニフォームを着た市民ボランティアが数多く街角に立っています。
刀を売るお店は現在は販売を中止。
また、おもちゃのヘリコプターなどもそこに反政府的なメッセージをつけて飛ばすことがないように販売が中止されているようです。
それでも、会場周辺はとても静か。
とても広いこの場所で、時間が穏やかに流れています。
もちろん、中の様子を窺い知ることはできません。
そして、この付近に入るときは、厳重な荷物チェックがされます。
普段も天安門周辺に立ち入るときは荷物チェックがあるのですが、
いつもより何度も荷物チェックをされ、最寄りの地下鉄駅でも荷物チェックがありました。
ペットボトルを持っていると、「その水を一口飲みなさい」とも言われました。
北京のこの中心部は、今は少し緊張感があり、
冬の寒い風がよりいっそう寒く感じられます。