今から17年前のこと。
主人の仕事の関係で渡英することが決まり
英国について書かれている様々な本を読んでいると
「ロンドンは人種の坩堝」、そう書かれていました。
やがて、ロンドンでの生活が始まると
本に書かれていたことを肌で感じることになりました。
当時は、ロンドン中心部のマリルボーンハイストリートに
住んでいたこともあり、家を一歩出ると多国語が聞こえてくるのです。
そんなロンドンは、もちろん今も健在です。
地域で住み分けをされていることが多く、日本人なら西ロンドン。
韓国人なら南ロンドン。フランス人は、ロンドン中心部。
ドイツ人は、ロンドン南西部(リッチモンド)・・・etc
このような住み分けになっていると思います。
そんなロンドンでは、様々な国のお料理をいただくことができるのです。
今朝は、親日家でも知られている「トルコ」の朝食ビュッフェをご紹介します。
我が家が古くから足を運んでいるお店では
日曜日の午前10時から午後2時まで朝食ブッフェが開催されているのです。
ズラリと並べられた色とりどりのお野菜や果物は、暑いトルコならではですね。
こちらとは別のサイドボードには、ホットフードも並べられていました。
世界で最も紅茶を飲むとも言われているトルコの紅茶「チャイ」は
「Çaydanlık」(チャイダンルック)を使っていただきました。
「Çaydanlık」の使い方は、上のポットに濃い目に淹れられたチャイを
2番目のポットに入っているお湯を使い、好みの濃さにするのです。
ひとつずつグラスに注ぐのではなく、一回で2つのポットから注ぐので
慣れないと好みの濃さにするのが難しかったのですが、
周りの方を見よう見真似で、楽しくいただきました!
角砂糖もた~っぷり添えられてくるので
私が子供の頃に家で飲んでいたリプトンの紅茶と角砂糖のある風景を懐かしく
思い出しながらいただきました。
イングリッシュやコンチネンタルと違う点は
トルコの方達は、フルーツからいただかないということでしょうか。
私はいつもの習慣でフルーツをたっぷりいただいてからメインディッシュにしたのですが
その頃には、すっかりお腹が満たされてきてしまったのです。
周りのトルコ人を見ると、どうやら日本と同じでフルーツ=デザートとして
いただいていました。
焼き立てのピテとじゃが芋のホットフードも美味しかった♪
香辛料が控えめに使われ、ハーブ類を上手に使ったトルコ料理は
身体にも優しくて、日曜日のゆったりしたブランチにピッタリでした。
私達も2時間近くお食事をいただいていましたが、周りも皆、家族やお友達と
ワイワイ楽しそうに、ゆったりとお食事をしていました。
次回は、あちらのお国の朝食をいただきに・・・
食欲の秋ですね。