「岡崎京子展」へ行ってきました。
世田谷文学館は、いつも熱い展示をしてくれます。
すごく面白かったです!!!
80年代生まれの私は完全に漫画家・岡崎京子をすっ飛ばして過ごしてしまいました。
1996年から岡崎京子さんは作品を輩出していないのです。
安野モヨコさんや中尊寺ゆつこさんが、
岡崎京子氏からDNAを引き継いでいることが分かりました。
80年代を語るのに岡崎京子さんなくしては語れないのでした。
世界が終わらないことへの恐怖や、
平坦な戦場で僕らが生き延びることなどなど、
私の小学校時代の悩みの象徴を取り上げてくれていました。
そういう時代だったんですね。
崩壊と終焉に期待する80年代が終わっても、
世界が終わることはなく、
それでもどっこい生きていかなくてはならないという結論も知ることができました。
私はバブルを体験していないし、上京した頃にはディスコも終わっていたし、
終焉を期待する以前に、何も見ることができなかったのですが、
ドラスティックな浮き沈みがなかっただけ救われていたのでしょうか。
それとも、極限を知らないだけに生命力に乏しいのでしょうか。
こんなことを考えながらヨガの道に進んでしまったけど……。
まさに規制ばかりが増えていった90年代的生き方な気がしてきました。
とりあえずヨガの平安さは、平坦な戦場ではないのか、ということです。
答えはノーです。はっきり言って両極端。
ふー、すぐに答えられてよかった。
早いもので今年は2015年。
どうして今年だったのかは分かりません。岡崎京子さんが再ヒットしたのは。
とりあえず、本を買いました。
しかしながら、漫画本ではないです。
そして、何かと登場するチョコブラウニーを。
岡崎京子さんに救われた人、たぶん、たくさんいると思う。
偶然にも、いや狙ってるかも、
いま発売中の雑誌GINZAが、Olive特集。
80年代はおもしろいなぁ。