盧溝橋。
北京の中心地から車で1時間ほどで行ける場所。
1192年に完成したこの橋。
マルコ・ポーロは、その著書『東方見聞録』の中で、この橋が「世界中どこを探しても匹敵するものがないほどの見事さ」と記した。そのため、西欧ではこの橋のことを「マルコポーロの橋」と呼んでいるそう。
ただ、この「盧溝橋」という名。
1937年7月7日にこの地で起きた謎の発砲事件・盧溝橋事件の名とともに、日本でも広く知られるようになりました。
この事件が引き金となって日本の支那駐屯軍と中華民国の国民革命軍が衝突、これが日中戦争の発端となったのです。
月見の名所でも知られるこの場所。
でも、日本人としてはなかなか足を運びにくい場所になっています。
ところが実際訪れてみると、「反日」の雰囲気はなく、
のどかな時間が流れていました。
空気が汚い日だったので、
せっかくの風景なのに少し残念です。