北京でここ数年、スターバックスが急増しています。
500店舗以上に達し、2015年までに3倍にする計画だそう。
西洋人が多い地区だけでなく、中国の中産階級が住むごく普通の地区でもかなり多く見かけます。
1杯30元もする(日本円で約450円)コーヒー。
中国の物価でいうと、30元も出せば十分な食事が取れる値段。
また、学生のアルバイト時給で換算すると、
3時間働いてやっと1杯飲めるというそんな値段。
日本の価格基準に変換すると、スタバのコーヒーは1杯3000円ぐらいの感覚。
でも、この高いスタバが、なぜか流行っているのです。
中国人が憧れる西洋的生活、先進国の生活の象徴がスタバだ、
と中国人は言います。
コーヒー1杯に3000円払っているのでなく、
「スタバでコーヒーを飲んでいる自分ってかっこいい」と感じることにお金を払っているようなのです。
今日も街角のスタバテラス席は、
中国のひとたちがiPhoneやiPadを片手にコーヒーを飲んでいます。