世界の首都のなかでもおそらくダントツに「タクシーがつかまりにくい」のがここ北京だと思います。
たとえば出勤時間、退社時間、天候の悪い日は、
本当にタクシーがつかまりません。
だからといって、この広い北京の街では地下鉄駅もひとつひとつが離れていたりして、なかなか使い勝手が悪かったりします。
そこでやはり便利なのが、バス。

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日本と違い時刻表はありません。
でも日本と違い、5分も待てば次のバスがやってきます。

そして、バスが故障することもしばしば。
そのたびにバスが止まり、
こうやって運転手がメンテナンスをしたり、
どこかへ電話を掛けたり。
そんなことはしょっちゅうなので、
乗客は「またかー」という感じで、
バスを降ります。

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バスの路線数も多ければ、
停車駅も多い。さすが北京です。

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そしてなによりも、バス運賃の安さ。
路線よって若干違いますが、基本的には運賃は「1元(約15円)」です。
しかも日本のSuicaのような交通カードで運賃を払うと60%オフになり、1元の路線ならたった「0.4元(約7円)」です。
日本のバス運賃と比較すると、かなり安いのです。

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外国人はなかなか乗る機会が少ないですが、
私は毎日バスを利用しています。
地下鉄駅まで歩くことを考えると、どこにでもあるバス停留所から、さっとバスに乗った方が時間の節約になるのです。

タクシーの車数が増え、もっと使いやすくなるとどんどんバスの利用も減ると思いますが、
北京でバスは、市民の交通の命綱です。

 

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Written by

麻友子(中国在住)

(中国・北京滞在中)
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