北京の冬は太陽が出ている時間がとても短いです。
しかも最近の大気汚染の影響で、朝も薄暗いことが多く、
一日中どんよりと灰色で空の色の変化のない日もあります。
そんな北京。
夜の方が明るさを感じるときがあります。
あちら側のネオンは北京の中心地のオフィス街。
そしてこちら側はローカルな路地。
なんだか北京の新しいものと古いものの境目に立っているような気分になります。
朝が来る前。
冬の北京の長い夜。
ポケットに手をつっこんだまま、吐く息はもくもくと白く、
街は、また明日の朝を待っています。