天安門の前は、今とても大きな花瓶のアレンジがなされています。
もちろん全部、作り物ではありますが、
その大きさにびっくりします。
そして、
黄色と赤色を基調としたこのアレンジは、北京ではよく見かけるアレンジ。
国旗の色に合わせ、町中をこの色で統一させ気分を鼓舞させています。
そして、この鮮やかな場所の裏側。
そこはまるで水墨画のような静かな朝を迎えています。
北京はまさに、
この白黒の静かな悠久の時を形にしたような場所と、
政治的で、とても原色のはっきりした目がチカチカするような場所と、
その両極が共存している街です。
赤い色は生命の色であり、地面の色。
そして、火の色。
とても寒い日が続く北京で、この色は実は少しばかりは体温を上げてくれているのかもしれませんね。