今年の６月より、北京では環境に優しい交通システムの建設重点プロジェクトとして「公共自転車サービス」がはじまっています。
はじまった当初は、比較的利用の多い場所63カ所に2,000台を設置。
レンタルできるのは、北京市在住の身分証明書を持つ人のみでした。
しかしこの秋より、北京市の戸籍保有者以外も利用が可能に。
レンタル台数も、設置箇所もどんどん増えているようです。
北京以外の省や、外国出身者であっても、北京に長期間居住している人であれば、証明書と保証金で自転車をレンタルすることができます。
そのせいなのでしょうか。
最近、この寒い冬の北京でよくこの赤い公共自転車を乗っている人を見かけます。
朝の出勤ラッシュは、自転車もバスも自動車もものすごい量なのですが、
その自転車にちらほらとこの公共自転車が混じっています。
北京の街の比較的多くの場所で、しかも地下鉄駅の付近に設置箇所があるので、うまく使いこなしていくととても便利なサービスなのかもしれません。
世界一空気汚染がすすんだ北京では、
健康ブームや環境意識の高まりなどが背景となり、また自転車の利用者が急増しているようです。
「中国といえば自転車」というイメージが外国人の間ではまだまだ根強い中、今では北京は自動車王国。
そして、今また、自転車ブームがやってきているのです。
渋滞の酷い北京では、小回りのきく自転車や人力自転車タクシーが便利かもしれませんね。
↑このロシアの旗を軽快にたなびかせたこの自転車タクシーには、金髪のロシアの方が優雅に乗り、出勤をされていました。
