北京は中国でも各宗教、宗派が集中する都市だと言われています。
カトリック、プロテスタント、仏教、イスラム教など、様々です。
そして、北京の仏教委員会の本部が置かれているのが、このお寺—。
小さな古い路地裏(胡同)に静かに建っています。
しかし、ここは、ドラマチックな出来事の舞台となった寺院です。
最後の皇帝溥儀に仕えた最後の宦官として波乱の生涯を送った「孫耀庭(そん・ようてい)」と言う実在した人物が晩年を送った場所であり、文化大革命時には、ここの寺の多くが焼き払われまさに激動の中を耐えてきた寺院なのです。
歩いていてたまたま出くわしたこのお寺。
この日は、生きた魚の入ったバケツの前に人が群がり、
お経を唱えておられました。
日々食事で魚介の命をいただく事に感謝をする「放生供養」のようです。
映画に出て来そうな、自然豊かで威厳のあるお寺でした。