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手帳が続かない…書けない日があってもいい。自分を知るための手帳の使い方

 

みなさん、おはようございます。
手帳時間の専門家の石山可奈子(かなころ)です。

11月になりました。

今年も残すところ、あと2カ月。早いですねぇ。

年末が近づくにつれて、仕事も家のことも、何かと慌ただしくなる時期です。

ところで、みなさん。最近、手帳を開いていますか?

手帳は持っている。書きたいこともある。なんなら目の前に置いてある。

なのに、開けない。

仕事に家事、子育て。1日を終えるころにはもうクタクタ。手帳を開こうと思っていたのに、気づけば寝落ち。

更年期や持病など、体調が思うようにいかない日だってありますよね。

私自身、体調がすぐれず、書きたいのに書けなかったことがあります。

手帳を開くなんて、ほんの数秒のことかもしれないけれど…。

でも、その数秒すら無理なときがある。

今回は、そんな「手帳を開きたいのに開けない」という話をしたいと思います。

「書きたい」も「開けない」も、どちらも本心

新しい手帳を買ったときのことを思い出してみてください。

まだ書くことがなくても、なんだか開きたくなりませんか?

ページをぱらぱらとめくってみたり、どのペンで書こうか考えたり。

いつもより丁寧に文字を書いてみたり。

新しい文具を買ったときもそう。使ってみたくて、つい手が伸びる。

私も文具が大好きなので、あのワクワクする気持ち、よくわかります。

写真や文字で記録された手帳のページ

楽しかった日やうれしいことがあった日は、写真を貼ったり、文字をたくさん書いたり。自然と手帳に手が伸びます。

でも、毎日そんな気持ちでいられるわけではありません。

仕事が忙しかったり、家族のことで頭がいっぱいだったり、体調が悪かったり。

気持ちが落ち込んでいるときには、あんなに開きたかった手帳にさえ手が伸びないことがあります。

「書きたい」という気持ちも本当だし、「開けない」という気持ちも本当。

どちらかが嘘なわけでも、言い訳をしているわけでもありません。

私は、「行動と感情はワンセット」だと思っています。

楽しいから開きたくなる。うれしいから書きたくなる。

反対に、疲れているから開く気になれない。しんどいから何も考えたくない。

うまくいかなかった1日を、わざわざ文字にして残したくないという気持ちが働くことだってあるでしょう。

同じ手帳なのに、開ける日と開けない日がある。

その違いには、手帳の使い方だけではなく、そのときの自分の感情や体調も関係していると思うのです。

同じ24時間。でも、毎日の中身はみんな違う

「手帳を書く時間がないんです」

そんな声を聞くことがあります。

1日は誰にとっても24時間。1週間は7日間。この数字は変えられません。

でも、その時間の中で何をしているのか、どんなことを抱えているのかは、一人ひとり違います。

仕事の時間も、家族のために使う時間も、自由に使える時間も違う。

体調も体力も、その日の気分だって違います。

だから、SNSで誰かのきれいな手帳や充実した暮らしを見て、「みんなちゃんと書いているのに、私は……」なんて、自分と比べる必要はないと思うんです。

そもそも、毎日の中身が違うのですから。

それよりも、私が気になるのは、手帳を開けないほど、今の自分は何を抱えているんだろう?ということ。

忙しくなるほど、頭の中には「あれもやらなきゃ」「これも終わっていない」が増えていきます。

でも、実際にどれだけのことを抱えているのか、自分でもわからなくなっていることがあります。

見えていないから、不安になる。

何から手をつけたらいいかわからないから、ますます焦る。

だからこそ、そんなときには手帳を開いてほしいと思っています。

とはいえ、その手帳を開く余力さえ残っていない。

そこが難しいところなんですよね。

白紙のページは、何を教えてくれる?

手帳を開けない日が続けば、当然ながら白紙のページが増えていきます。

私は、白紙もひとつの記録だと思っています。

しかし、「開かなかった」のか「開けなかった」のか。似ているようで、実は違います。

そして、「白紙になった理由」までは、白紙のページからはわかりません。

仕事が忙しかったのか。体調が悪かったのか。

気持ちが落ち込んでいたのか。

それとも、ただただ疲れて、何もしたくなかったのか。

私は、そこを知っておきたいと思っています。

例えば、毎月同じ時期に体調を崩していたり、仕事が重なった週には手帳を開けなくなっていたり。

記録があれば、あとから気づけることもあるでしょう。

でも、理由がわからないままだと、また同じように予定を詰め込んだり、無理を重ねたりしてしまうことにつながる可能性も。

私が怖いのは、手帳が白紙になることではありません。

そのとき何がつらかったのか、どうして手帳を開けなかったのか。

その理由を知らないまま、また同じように無理を繰り返してしまうことです。

なりたい自分も、なりたい自分に近づいている自分も、もちろん素敵。

でも、そうじゃない自分は?

疲れている自分。何もしたくない自分。思うように動けなくて、モヤモヤしている自分。

そういうときの自分が何を感じていて、何を必要としているのか。

そこにも目を向けてあげたいですし、手を差し伸べてあげたいと思うのです。

理想を書く前に、まず事実を書いてみる

私は手帳時間の専門家として活動していますが、「毎日手帳を開きましょう」「こうすれば続きます」というノウハウだけを伝えたいわけではありません。

もちろん、書き方や使い方の工夫も大切だとは思います。

でも、どれだけたくさんの方法を知っていたとしても、できないときってありませんか?

そのできない理由も含めて、自分を知ることが大事だと思っています。

私が手帳を書くうえで最も大切にしているのは、「行動と感情の両方を残すこと」です。

何をしたのか。そのとき、どう感じたのか。

手帳は、理想を書く前に、まず事実を書く場所。

「これからどうしたい?」と考える前に、「今、どうなっている?」を知ることです。

例えば、

「ここ数日、仕事が忙しくて毎晩寝落ちしていた」と書いてもいいし、

「手帳を開くのもめんどくさかった!」でもいい。

「今日は手帳開けた!私えらい!」だっていいんです。

きれいな文章にする必要もなければ、無理に前向きな言葉や素敵な言葉に変換する必要もありません。

自分の手帳です。「思ったんだから、思ったことをそのまま書けばいい!」。

その日の出来事や素直な気持ちを書き残した手帳

そのとき感じたことを、そのまま残す。こんな日だってあります。

何があって、何を感じていたのか。まずは、それを残しておく。

そうすると、あとから見返したときに、

「あの時期はずっと忙しかったんだな」

「仕事を詰め込みすぎていたな」

「このあたりから体調がよくなかったんだ」

と、自分の状態に気づいてあげられます。

そこではじめて、予定を減らしたり、休む時間を確保したり、何かを変える選択ができるようになる。

現状を知らなければ、何をどう変えたらいいのかもわかりませんよね?

だから私は、調子のいい日だけでなく、そうじゃない日に起きたことも、手帳に残しておきたいと思っています。

開けなかった日を、全部埋めなくてもいい

ここまで読んで、「それはわかる。でも、そもそも開けないんだって!」

と思った方もいるかもしれません。そうですよね。

そんなときに「1分だけでも書こう!」と言われても、その1分すら難しい日がありますよね。

本当に疲れているときや体調が悪いときは、まず休むこと。

そして、少し余力が戻ったときに手帳を開いてみる。

そのとき、開けなかった日を1日ずつ思い出して、全部埋め直す必要はありません。

記憶がないと書き残した手帳のページ

本当に何も思い出せなくて「記憶がない」と書いた日(笑)。思い出せなかったこともその日の記憶です。

今日のページに、「今週は忙しくて、手帳を開けなかった」と、ひとこと残すだけでも、そこには事実が残ります。

もし気持ちも書けそうならば、「本当は書きたかったのに、書けなくて残念だった」

そんなふうに、そのときに感じた素直な思いを残す。

そして、これからの予定も一度見てみる。

今、抱えていることは何か。本当に今やらなければいけないことは何か。

反対に、今はやらなくてもいいことはないか。

予定をぎゅうぎゅうに詰め込んでいるなら、減らすことだって考えられます。

手帳を開いたからといって、やることを増やさなくてもいいんです。

休むと決めたことを記録した手帳のページ

この日は、眠ることを選びました。休むと決めたことも、私の記録。

今の自分の状態を知ることで、これからの過ごし方を選び直すことができる。

私は、そんなふうにも手帳を使ってほしいと思っています。

365日、どんな自分でも受け止めてくれる手帳

1日1日の日付が並んでいる手帳。

私はそこに、とても大きな意味があると思っています。

365日、毎日調子がいい人なんていないでしょう。

うれしい日もあれば、腹が立つ日もある。

忙しい日も、何もしたくない日もある。

365日分あるということは、
365日きれいに書かなければいけないということではなく、
365日、どんな自分でも残していい。

私はそう思っています。

だから、元気なときだけの手帳になってほしくないんです。

そもそも、その手帳を選んだのは自分ですよね。

色や形が好きだったり、書くことが楽しそうだったり、これからの毎日を変えたいと思ったり。

きっと、何かしらの気持ちがあって選んだ手帳だと思います。

だからこそ、あなたが選んだ手帳には、あなたの味方であってほしい。

開けなかったことを責めるものでも、できなかったことを数えるものでもなく、自分自身を知るために使ってほしいのです。

今年も残り2カ月。

これからますます忙しくなる方もいると思います。

もし今、手帳を開きたいのに開けていないのなら、

「なんで私は手帳が続かないんだろう」

ではなく、

「最近の私は、どうして手帳を開けなかったんだろう?」

と、一度考えてみてほしいのです。

そして、開ける日に、その理由や今の気持ちをひとつでも残してみる。

書きたいと思っていたことも、開けなかったことも、どちらも自分の中で起きたことです。

理想を考えるのは、そのあとからでも遅くありません。

まずは今の自分がどうなっているのか。

私は、そのことを知るためにも、手帳を開いてほしいと思っています。

おまけ|今月の手帳時間のおともは、ぺんてる「エナージェル」

今月の手帳時間のおともは、ぺんてるの「エナージェル」です。

ぺんてるのゲルインキボールペン「エナージェル」

学生時代から「書きやすいペンといえば、ぺんてる!」と思っているんです(笑)。

学生のときは今よりも勉強で、とにかくたくさん文字を書いていました。

それでも、ぺんてるのペンは書き疲れしにくかった記憶があるんですよね。

インクの出がいいからなのか、ペンの滑りがいいからなのか。

詳しい理由はわからないのですが、とにかく書きやすい!

どんどんメモするときに大活躍しています。

ブルーブラックの色も目に優しく感じるので、とても好きなんです。

今回の記事では、気持ちと行動のつながりについて書きました。

私にとって、ペンもそのひとつ。

「このペンで書きたいな」そんな気持ちから、書くという行動につながることもあります。

書く内容だけではなく、書く道具にも自分の「好き」がある。

そんな楽しさも、これからの手帳時間で大切にしていきたいと思っています。

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この記事を書いた人
Nice to meet you!

「正解」よりも「私」を書き込む。自分軸を取り戻す手帳習慣

公式ブログ
Written by

かなころ(石山可奈子)

手帳時間の専門家/整理収納アドバイザー

手帳と暮らしを通して自分自身と向き合い、日々の暮らしと、目には見えない心の中をととのえるお手伝いをしています。

パニック障害を経験したことをきっかけに、「誰かの正解」を基準に生きることを手放し、自分の声を聴く生き方へとシフトしました。
それ以来、周りに合わせるよりも、自分の感覚を信じて暮らすことを大切にするようになりました。手帳に書く時間は、不安や迷いも含めて今の自分をそのまま受け止める時間。行動と感情はワンセットだと捉え、感じたことごと書き留めることを大切にしています。

手帳を「心の避難所」として、自分に厳しくなりがちな人が自分のままでいられる時間を増やせるよう、書く時間を通して伴走しています。

Instagram:@kanakoro_no_ouchi
note:https://note.com/kanakoro_fusen

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