おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。
熊本地震により、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
全国各地で地震が発生しており、日頃から「自分を守る備え」をしておくことの大切さをあらためて感じます。
防災は「やらなきゃ」と思いながらも、日々の忙しさで後回しになりがちなテーマです。
そこで今回は、万一のときに助けになる、毎日持ち歩ける「防災ポーチ」をご紹介します。
100均でそろえられるものも多いので、まずは小さなポーチひとつから備えを始めてみましょう。
防災ポーチに入れておきたいアイテム
【1】モバイルバッテリー

災害時は、「連絡が取れるかどうか」が命綱になることがあります。
100均の簡易タイプでも、1回分の充電が確保できるだけで安心感が違います。
【2】充電ケーブル
モバイルバッテリーだけあっても、ケーブルがなければ使えません。
出先で充電できるように、スマホに合うケーブルを1本入れておきましょう。
【3】携帯用ライト
夜に停電すると、街灯も消えてしまうことがあります。
小型のLEDライトは、足元を照らすだけでなく、自分の存在を知らせるツールにもなります。
【4】ホイッスル
声が出ないときや、大声を出し続けるのが難しいときに、自分の居場所を知らせるために使えます。
助けを呼ぶための体力を温存するためにも、用意しておくと安心です。
【5】常備薬
服用している薬、頭痛薬、胃薬、絆創膏などを小袋にまとめておきましょう。
持病がある方は、必要な薬を数回分入れておくと安心です。
【6】除菌ウェットティッシュ
手が洗えない状況でも、衛生を保つために役立ちます。
食事前やトイレのあとなど、さまざまな場面で使えます。
【7】マスク
粉じん対策や、避難所での感染対策として役立ちます。
軽くてかさばらないため、数枚入れておくとよいでしょう。
【8】携帯トイレ
災害時は、トイレが使えなくなることがあります。
特に女性にとっては、携帯トイレがあると安心です。100均でも1回分タイプが販売されており、アウトドアや長時間の移動時にも使えます。
【9】アルミブランケット
薄くて軽いため、防災ポーチに入れやすいアイテムです。
寒さをしのぐために1枚あると、体温を守る助けになります。
【10】小型ミラー
身だしなみの確認だけでなく、光を反射させて合図を送ることにも使えます。
小さくて軽いものを選びましょう。
【11】筆記用具
当たり前にあるようで、いざというときにないと困るのが筆記用具です。
メモを残す、連絡先を書く、状況を記録するなど、さまざまな場面で役立ちます。
【12】緊急連絡カード
自分の名前、血液型、住所、家族の連絡先、自宅近くの避難場所を書いておきましょう。
スマホが使えない場合でも、必要な情報を確認できます。
【13】小さな食料
飴、ようかん、チョコレートなど、低血糖対策になる小さくて軽いものを選びましょう。
暑い時期は溶けにくいものを選ぶと安心です。
【14】ヘアゴム
髪をまとめるだけでなく、何かを束ねたり固定したりするのにも使えます。
小さいのに用途が広い便利アイテムです。
【15】ポリ袋
防水、収納、ゴミ袋、簡易トイレの補助など、さまざまな用途に使えます。
数枚たたんで入れておくと、いざというときに役立ちます。
なぜ「ポーチ防災」が効果的なのか

【1】行動のハードルが低い
非常用リュックを準備するのは大仕事ですが、ポーチなら100均で必要なものをそろえて詰めるだけで始められます。
まずは小さく始めることで、防災を生活に取り入れやすくなります。
【2】持ち歩けるので、外出先でも安心
災害は、家にいるときだけ起きるわけではありません。
通勤中、外出先、旅行中でも、防災ポーチがあれば最低限の備えができます。
【3】家族にも共有しやすい
子ども用、パートナー用など、家族分を同じ構成で作ることもできます。
「わが家の防災はこのポーチから」と共通認識を持てると、家族全体の備えにもつながります。
防災ポーチを使える状態にしておくコツ
防災ポーチは、作って終わりではありません。
定期的に中身を確認し、電池切れ、薬の期限切れ、食品の賞味期限切れがないかチェックしましょう。
防災の日である9月1日は、ニュースでも防災の話題が増えるため、見直しのタイミングにしやすい日です。
少なくとも年に1回、できれば毎月1日など、日を決めて確認すると習慣化しやすくなります。
また、毎日持ち歩ける大きさ・重さにしておくことも大切です。
かさばったり重すぎたりすると、せっかく作っても家に置きっぱなしになってしまいます。
まとめ
大きな地震が起きたとき、外出先でエレベーターに閉じ込められたり、交通機関が止まって帰宅できなくなったりする可能性があります。
そのようなとき、防災ポーチがあるだけで、不安を少し軽くできるかもしれません。
水分補給のために、水もできるだけ持ち歩くようにしましょう。
防災は、一度そろえて終わりではなく、続けることが大切です。
まずは今日、ポーチひとつから備えを始めてみませんか。

