中国の南の地域では「水郷」がたくさんあり、
水とともに暮らすひとたちがいます。
水の上に家を建て、
その水を使い洗濯をしたりします。
水質汚染が深刻な地域もあり、
公害が広がっている水辺の地域もありますが、
なかなか日本では見ることの出来ない水辺の生活はとてものどかです。
上善如水(じょうぜんじょすい)。
これは「もっとも理想的な生き方=上善は、水のようである」という考え方で、中国の思想家・老子の言葉です。
日本ではこれに由来した日本酒もありますが、中国の水辺の町を歩いていると、
水のように生きるとはどういうことか、
物思いに耽ることができます。
北京では川や湖などが少なく、とても貴重だとされているようで、たとえば池や湖の近くの住居は高級住宅街だったりするようです。たしかに北京でなかなか水に触れることがないような気がします。