中国の中華料理店に行くと、
このようにずらっと料理を並べ、そして食べ残すという光景が当たり前です。
彼らにとって、食べ残すことが礼儀であり、メンツを重んじることなので、
もちろん中国の食品廃棄率は相当のものになっています。
テレビを観ていても、
「食べ物をできるだけ廃棄しないように」という啓蒙コマーシャルが流れます。
そして、この国で当たり前なのが「打包(ダーバオ)」という文化。
食べ残したものを持ち帰ることです。
「ダーバオ」というとわりとしっかりしたプラスチックのタッパーを出してくれます。
そして、大量に食べ残したものを詰めて、持ち帰ります。
↓写真の奥の人たちも今タッパーに食べ残しを詰めています。
北京で暮らしていて、大皿で出される中華料理をたくさんの種類を注文したとき、
私たちも「ダーパオ」をします。
家に帰って、また温め直せば美味しく頂けます。
日本だと「衛生上の問題で・・・」と断られることもありそうなこの文化。
真夏であっても、どんな食品であっても、
当たり前のように持ち帰ります。
これでだいぶこの国の食品廃棄が減っているのではないでしょうか。