秋空の美しい、万里の長城。
言わずと知れた北京で一番有名な建築物。
秋は北京の一番良い季節ということもあり、連日たくさんの人が訪れています。
とはいえ、今年は反日デモの影響もあり、あれから1ヶ月経った今も日本人観光客はほとんどいません。
中国各地から、そして欧米諸国から、世界中からたくさんの人が訪れます。
この万里の長城は、外敵の侵入を防ぐ目的で建てられたもの。
秦の始皇帝の構築した長城が認識されてはいますが、現存する「万里の長城」の大部分は明代に作られたものと言われています。
そして、その長さは、約2700キロ。これは日本列島と同じ長さに相当します。
しかも、長城は、二重三重になっていて、それらをすべて加えていけば、総延長は、実に6700キロに及び日本列島の2倍の長さになります。
紀元前の春秋・戦国時代から築造が始まり、17世紀の明の末期に竣工、2000年の歳月をかけて造られた長い建造物。
そして、私達が訪れた一番有名な万里の長城スポット「八達峰」には、その壁にたくさんの文字が彫られています。ここを訪れた記念に観光客が刻んだものなのでしょう。
万里の長城に関する有名な格言のひとつに「不到长城非好汉」というのがあります。これは毛沢東が書いた詩の一節と言われ、「万里の長城に上らない人間は立派な人間にあらず」というような意味です。
広い中国を横断するように延びるこの長い壁。
壮大なスケールに、誰もが中国の長い歴史のロマンを感じます。
秋の空に聳える、The Great Wall !!