おはようございます。
来月、今暮らしている上海から、首都 北京へ引越しをします。

新しく暮らす場所の下見で、先日北京へ行って来ました。
私にとってははじめての北京。
上海とはまるで違う光景。
言葉だったり、街の雰囲気だったり、建築物の高さだったり。
とにかく色々なものが、同じ国とは思えないほど違っています。

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「都会」の定義が何なのか、それは果たして分かりませんが、
たとえば上海の摩天楼群や最先端ファッションビルなど、
「都会」を「新しいものがきちんと揃えられている場所」とするのであれば、
上海の方が都会と呼ぶにふさわしいのかもしれません。

ただ、北京の空港に降り立った瞬間の空気は、
13億人を擁する国家の「首都たる品格」を威圧感とともに感じさせるもの。

白濁した空気と、あまり色のない街並み、そして、ただまっすぐに伸びる道。
雑然としたような整然としたような北京の街は、そのアンバランスさを見事にバランスさせている、不思議な均衡状態を保っているような街に思えました。

「新しいものがバランスよく揃えられている」という意味での「都会」ではなく、この街はもしかしてその真逆の意味で「都会」なのかもしれない、と感じたのです。

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現在、上海の朝時間をお届けさせて頂いておりますが、
来月より北京の朝時間をお届けする予定です。

新しい場所に吹く、新しい風。
アジアの古都のこの街にも、朝が毎日やってきます。
美しいか美しくないか、綺麗か綺麗じゃないか、そういう基準を単にあてはめるようなものではなく、とても個性的で、そしてどっしりとした思想家じみた朝が毎日やってきます。
そしてそれは、とても素敵な朝だと思うのです。

 

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【中国】美的中国手帖~大きな国の路地裏シャングリラだより [更新終了]

中国・北京在住レポーターから届く朝時間 [更新終了]
Written by

麻友子(中国在住)

(中国・北京滞在中)
住めば都、中国からの朝だより。カラープラクティショナー。China-Color に満ちたレトロモーニング風景をお送りします。

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