中国の人口の94%は漢民族です。
そして残りの6%はなんと55もの少数民族が独自の文化を守っていると
言われています。
そして、中国西南部の山岳民族「苗族(ミャオ族)」は、
「糸の魔術師」という異名を持つくらい、刺繍を美しく創りだします。
ミャオ族は「刺繍が上手な女性ほどもてる」という時代が続いていたとのこと。
しかし現在では、この伝統工芸も衰退の一途をたどっていると言われています。
ミャオ族の若者は、この美しい刺繍をほどこした民族衣装を着るよりも、
既製品のジーパンやTシャツを着ることにお洒落を求め、
今では30歳以下の女性のほとんどは、刺繍をまったくしないと言います。
そして、この上海に、
ミャオ族の女性が伝統工芸の刺繍を教えてくれる場所があります。
そして、私も教わりはじめました。
ミャオ刺繍に使う糸は、日本で見る「刺繍糸」より大幅に細い糸を使います。
その糸を使うと、出来上がりが光沢のあるものになります。
出来上がりがとても楽しみ!