上海へ京劇を学びに来ていたイギリスの学生さんたちによる
京劇舞台がありました。
そしてはじめて、
京劇のヘアメイクアップに同席させて頂きました。
西洋の方への京劇メイク。
京劇はやはり中国独特のものなので、いざどうなるのか。
そう思いながら眺めていましたが、
さすが八頭身はあろうかと思われる美人さんたちの京劇メイク。
とても独特で、なによりも艶やかでした。
↑そしてこれは、京劇の「髪の毛」を作っている場面。
京劇の髪の毛は、こうやって糊でベトベトにのばしたあと、
役者さんの頭へ貼り付けていきます。
日本人ではじめて京劇を観たのは二葉亭四迷だと言われています。
そして、彼は、坪内逍遥に手紙を送り、
「非常に悪趣味だった」と感想をもらしたと言います。
でも今や欧米からも京劇を学びに来るというのですから、
二葉亭四迷も驚いているかもしれませんね。
初夏の陽気の上海の街角のひとこま。